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上北沢の家族

多分、みんなが思っている以上に
私にとってカミキタハウスでの生活は大切な時間だった。

【10月12日】
TABIPPOが提携してるユニネスト
平野嵐と支部コアメン何人か連れて、今週さくっと上北沢の物件に行こうと思うんやけど
いきたいひとおる?

けんたろう愛好会(統括代表のLINEグル)に
いわとぅーんがこんなこと送ってきた。

ノリでいきたあああいって返事した時には
まさか自分がここで3か月以上も住むなんて想像しなかったな。

私という人間

私は、死ぬほどシェアハウスには合っていない人間。
なんならシェアハウスにいてはいけない部類の人間(笑)

・一人の時間が何よりも大切
・自分の空間が完璧に確保されていないと無理
・生活リズムが崩れるのが大嫌い

だから、合宿やみんなでの旅行も苦手。
友だちが家に来るのもダメ。
終電無くしたから誰かの家とかカラオケで時間潰そう~も嫌い。

シェアハウスには絶対住まないと思ってた。
というか住めないと思ってた。
住んでもストレスすごいだろうし、
みんなにも気を遣わせるだろうし。

住むきっかけ

そんな私がなんで住むことにしたのか?

1.かけるに勝手に住むことにされてた
2.おはなに「いつでも中目黒帰ればいいじゃん!なんなら上北沢がサブぐらいでいいんじゃない?」って言われたこと

今となってはこの二人にすごく感謝(笑)

勝手に確定メンバーにされてたときから、
実際住んだらどんな感じかなあ、少し楽しそうって想像してたのと、

いつでも自分の家に帰ればいいのかって気が楽になったこともあって

それなら住んじゃえ~って決めたのが入居2週間前。

カミキタ生活のはじまりはじまり

実際住んでみてどうだったか?

これはね、もう本当に
みんなにすごくすごく迷惑と気を遣わせたなと思ってる(笑)
特に316メンには感謝しかない…

住む前から退去日まで
「ぜっっっっったいに私のスペースには入らないで!!!」
って言い続けてた。

そして316の部屋にもこうしてほしい、あれはやだ、
たくさんわがままを言ったなあ。

キッチンも、なんでこれはこうなの?なんであれはああなの?!
って文句しか言わなかったなあ。

お姉ちゃんに、
「シェアハウスでさ~!
キッチンの調味料が!冷蔵庫の使い方が!シンクの洗い物が!」
って文句を言った時があった。

そしたら一言
「それは冷静にはるかがシェアハウス向いてないんじゃね?」
って言われて、

ああそうだった

って我に返ったの覚えてる。

本当に生活にこだわりが多い私は、
気が付けばそれを押し付けすぎてたかな
って反省もした(笑)

でも、本当は2か月間の契約だったのに
気が付けば1か月延長し、2週間延長し…

3か月半が経ってた。

なんでそんなに住み続けたのか?

もう答えなんてものは一つしかないわけで、
「楽しかったから」

カミキタハウスでの生活が楽しすぎて
カミキタファミリアのみんなが大好きすぎて
この生活がずっと続けばいいって思った。

カミキタファミリア

「今日夜ご飯食べる人」
この毎日のLINEがちょっと楽しみだった。

「鍵忘れたから開けて~!」
これも週3ぐらいであったね。

「桜道屋いかね?」
大体出発は1時間後。

「銭湯いかね?」
私タトゥー入ってないよ。

誕生日パーティー
成人パーティー
クリスマスパーティー
年末年始パーティー
鍋パーティー
チーズパーティー
退去しないでパーティー
たくさんパーティーしたね。

夜中に叫びながら見たホラー映画。

誰か必ず寝るシネマルームでの映画鑑賞会。

夜中に突然始まる料理。

「もう寝るか~~」の合図になる朝日。

屋上から見えるきれいな夕日とインプラント歯科の看板。

しばらく部屋あけるとベッドに置いてある仮面。

乾燥機代わりになる部屋のエアコン。

ホワイトボードには「調味料代120円払ってね!」の文字。

ドアに近づきすぎると警告音がなるエレベーター。

みんなの片づけ促進曲「天国と地獄」

「人の下着は勝手につけない」ルームルール。

「バイトお疲れ様!」のメッセージとともにあるご飯。

だんだん増えていくチェキも
地味に金銭的負担の洗濯も
なんとかお酒を飲まないように逃げ続けた日々も

全部全部楽しかった。
ほんとに楽しかった。

「上北沢に行く」が「家に帰る」になったし
「一緒に住んでるメンバー」が「カミキタファミリア」になったし
「非日常の思い出を残す」が「日常を切り取る」になった。

みんながあたたかすぎて
みんなが優しすぎて
みんなが作る空間の居心地が良すぎて。

ずっと誰かと一緒にいるなんて絶対しんどい、
そう思ってた私の価値観が大きく変わった。

すごくすごくみんなにありがとうを言いたかったけど
なんだか恥ずかしくてなかなか言えなかった。

だからみんながおいしいって喜んでくれるスコーンをよく作った。

なのに
「今日は何スコーンなの?!」
「何個まで食べていい?!」
「材料買ってくるから作って~!!」
そう言ってくれるみんながなんだかかわいくて

「スコーンできたよ」ってLINEに送ると
続々とキッチンに集まってくるみんなに笑っちゃって

私がみんなにありがとうねって思って作ってたのに
いつのまにか私が元気を出したいときに作るようになってた。

ありがとう。本当に。

日常のこだわり変えるって本当に難しいと思う。

何年もかけて気が付けばできた習慣だから。

そして私みたいな頑固な性格だと余計に。

なのに終わりのときは寂しくてちょっと泣いちゃった。

それぐらい、私にとって大切な空間だった。
そして、その空間を作って共有してたみんなはもっと大切だった。

ここはあんまり楽しめてないんじゃないかな?
そう思っている人がいたら安心してね。
きっと誰にも負けないぐらい楽しんでた(笑)

今までの人生で一番ぐらい充実してた3か月ちょっとでした。
本当に大切な思い出をたくさんありがとう。

またみんなでパーティーしよう。
スコーンも作っていくね。




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