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剣客商売第2巻3話 老虎

 ネタバレありです!原作未見の方はご注意ください。
 この記事では第3話のポイント(但し、江戸内)となる場所を探して地図に落としております。
 小兵衛の家などの、いつもの場所は地図Aにありますので、ご参照ください。
 本文中の「51)」などは、文庫本のページ数です、私自身の備忘として入れさせていただいております。

第2巻第3話「老虎」関係地図

第2巻第3話「老虎」関係地図

 地図解説
 ➀吾妻橋で再開、③蕎麦屋へ誘う。息子が寄宿していた④長明寺。
 ⑥道場破りして、恨みを買い、⑦料亭で呑まされ、⑧広尾の原
 以下に、文庫本からの抜き書きを掲載。アドバイス、訂正等ありましたら、コメントをいただけますと嬉しいです。
 見ていただき、ありがとうございました。

大治郎、剣友にあう

  85)➀大川橋のたもとへ・・・この橋は四年前にかけられたばかりで、俗に吾妻橋ともよばれている。

 山本孫介は、信州・小諸の城下外れに、見すぼらしい道場をかまえ、大治郎が諸国をまわって修行にはげんでいたころ、山本道場へ立ち寄り、二ヵ月も滞在し、

 88)②金滝山・浅草寺(浅草観世音)の境内へ入り、奥山にある亀玉庵(きぎょくあん)という③蕎麦屋へ案内した。
 93)亀玉庵の奥座敷は実にしずかで、西にひろがる浅草田圃の上を一羽の鳶が悠々と

 89)山本孫介は、小諸在の郷士の家に生まれ、若くして一刀流をまなび、諸国を遍歴するうち、豊前・小倉城下に道場をかまえていた四天流の星野源七郎とめぐり合い、小倉にとどまること十五年

 93)本所の四ツ目に、④長明寺という小さな寺があり、そこの和尚が、孫介と同郷の人で、いまも交わりが絶えぬ。

 100)佐倉勝蔵(鼻の大きな黒子)
 信州・小諸一万五千石、牧野遠江守康満の⑤江戸藩邸は、神田・水道橋外にあって、佐倉勝蔵は藩邸内の長屋に住んでいるはずだ。
参考:114)それから二人は、水道橋門外の水戸屋敷塀外にたたずみ、彼方の牧野屋敷を見張っていると

水道橋外

 102)先回りをして真崎稲荷の玉垣の裏から、農家の間をぬけ、畑道をかけ、大川へそそぐ思川を飛びこえ、道に沿った竹藪の中へひそみ隠れたのである。

 109)⑥麻布三ノ橋の、森川平九郎先生の・・・森川平九郎善武といえば、無眼流の剣客で、ここ十年ほどの間にめきめきと頭角をあらわし

 111)本所・四ツ目通りを北へ行った左側にある⑦〔米滝〕という料理屋であった。通りをへだてた筋向いが、長明寺の正門である。

113)孫介が牧野屋敷へ行き、佐倉勝蔵に面会を求めると『不在』。
 それから二人は、水道橋門外の水戸屋敷塀外に佇、彼方の⑤牧野屋敷を見張っていると、 
114)佐倉勝蔵が出てきて、編笠をかぶり・・・大治郎が尾行に着く。
115)日暮れになってから、大治郎が帰ってきた。
「⑥麻布・三ノ橋の森川平九郎道場へ駈けつけて行きました」

116)青木数馬の縛めを解いてやり、・・⑨駿河台の青木左門さまという、お旗本の屋敷へ

119)小兵衛は羽織・袴に大小を帯し、神田橋・御門内の、田沼主殿頭意次の上屋敷へ出向いて行った。

いきさつ。森川道場へ道場破り、破。後日、
130)芝神明前の料亭⑦〔車屋〕へ。⑧広尾の原へつれこまれて殺害。

 最後の舞台は
131)田沼意次の浜町・中屋敷
老虎仇討す。

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