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剣客商売・江戸そぞろ歩き

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池波正太郎著「剣客商売」の世界を歩いてみようと、地図を作りはじめました。  このマガジンは「江戸そぞろ歩き」の下準備。今ある場所に隠された記憶を探して、タイムマシン、できればいい…
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#剣客商売

『剣客商売』目次/江戸そぞろ歩き

 「剣客商売・江戸そぞろ歩き」の地図です・・・全19巻・134話  この記事は目次、地図ができ…

haruka
1年前
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剣客商売第16巻 浮沈

 第16巻で「剣客商売」本編終了。あとは番外編です。  第16巻は全体で一つの物語、26年前の…

haruka
5か月前
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剣客商売第15巻 特別長編・二十番斬り

※当記事は『剣客商売』の場所をテーマに地図で遊んでます※ <物語>  新暦なら、5月5日、暖…

haruka
5か月前
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剣客商売第15巻 第1話 おたま

 一年前に出て行ったきりのおたまが帰ってきた。小兵衛は呼ぶが、なかなか来ない、むしろ、…

haruka
5か月前
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剣客商売第14巻 暗殺者

●この記事は、物語中の場所の地図を作るものです● 「先生、いかがです、五十両でございます…

haruka
6か月前
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剣客商売第13巻 第5話 夕紅大川橋(せきこうおおかわばし)

 秋山小兵衛と横山正元が酒を酌み交しているのは、浅草・橋場〔不二楼〕の二階奥座敷。おはる…

haruka
6か月前
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剣客商売第13巻 第4話 敵

 被害者が江戸時代の経営アドバイザーということで、数字のタイトル画像をお借りしました!ありがとうございます。  さて。  浅草・今戸の慶養寺の門前に、〔嶋屋〕という料理屋があった。  この年の梅雨の晴れ間の或る夜。外へ出た客が、今戸橋の北詰を右へ曲った。月の夜。山谷堀を歩む侍の前に男。棍棒で叩き伏せられ、気を失う。  今まで作ったものは「目次」記事でチェックいただけると嬉しいです。  切絵図はお借りしています。出典:国会図書館デジタルコレクション  ではでは。机上ツアーにお

剣客商売第13巻 第3話 剣士変貌

 タイトル画像は、江戸時代のお店カタログ。こういうものがあるんだーというのに気付いたのも…

haruka
6か月前
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剣客商売第13巻 第2話 波紋

 大治郎は、朝も暗いうちに我が家を出て、江戸の郊外の碑文谷・法華寺に向った。往復八里の道…

haruka
6か月前
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剣客商売第12巻 第7話 罪ほろぼし

 永井十太夫は「辻斬り」だった。お家は断絶となった。  五年後、その子は用心棒として生き…

haruka
6か月前
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剣客商売/そぞろ歩き地図

ご挨拶  ふだんの暮しの、見かけをちょっと剥いで、時間旅行に行きませんか。  池波正太郎…

haruka
10か月前
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剣客商売第12巻 第6話 逃げる人

 渡り中間が小むすめを林の中に引きずりこむのを見た老人は、見過ごすことができず、怯えつつ…

haruka
7か月前
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剣客商売第12巻 第5話 同門の酒

 毎年の二月(現三月)十日の夕刻前に集まり、辻平右衛門門下の高弟たちが酒食を共にして語り…

haruka
7か月前
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剣客商売第12巻 第4話 十番斬り

 正月15日。小兵衛は、町医者小川宗哲宅で村松太九蔵を見た。  その名におぼえがあった。20年前・・・村松忠右衛門という剣客、一度会いたいものと思っていた。その忠右衛門が亡くなった。小兵衛は悔やんだが、思い出すこともなくなった二年後のこと。息・太九蔵が、四人の剣客を相手に決闘し、四人を只一人で討ち果たし、江戸を立ち退いたと噂。  その太九蔵が四十前後の中年となって、小川宗哲宅へ重病の身をあらわそうとは、おもいもかけぬことであった。  死病を抱えた男が、治療を受けようとする、