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断捨離しましょう

はじめての皆様、春香です。お金とメンタルの話を得意とします。今日は、断捨離について、お話していきます。

断捨離って聞いたことありますか?もとは、ヨーガの行法から来るそうです。

断行:入ってくる不要なものを断つ
捨行:ずっとある不要なものを捨てる
離行:物への執着から離れる

ということで、不要なものから離れることによって、執着心を捨てる、心の修行なんですね、本来の意味は。そこから、お片付け理論のように発展していきました。掃除をすることでその場を清める、風水的な要素も絡んできているように思います。

<ものがあふれる状態>

ごみ屋敷をイメージしてみて下さい。必要なものも、不要なものも、およそ整理されないまま、ごたごたに積み上げられています。中には貴重品もあるのでしょうが、それを覆い隠すごみたちによって、全く表に出てきません。風水的に、整理整頓の行き届いていない部屋だから気がよどむ、なんて言わなくても、息が詰まるでしょう。せっかく訪ねてくれた人がいたとしても、中に招き入れるスペースもありません。幸運も逃げてしまうことでしょう。

ここまで極端でなくても、ものがあふれて整理されていないということは、多すぎる持ち物を管理することに、いらぬ気を使います。人間の気力は限られていますから、あまりに所持品管理にリソースを使いすぎると、他のことに集中できなくなるでしょう。仕事の効率も下がって当たり前です。何か必要なものがあっても、山積みの書類の中から探し出すのが一苦労、なんて状態では、軽やかに業務をこなすことは不可能ですね。ものが少ないからこそ、効率よく管理できるのです。

別にミニマリストにならなくてもいいですから、いらないものは、潔く処分しましょう。もったいないと思われるものは、必要な方にあげたり、メルカリで売ってもいいでしょう。思い切って、感謝と共に手放しましょう。

<整理整頓の意味>

さて、不用品を手放すとなると、それが不要なのかどうか、判別する必要が出てきます。ごちゃつく部屋は、すでに必要なのか不要なのか、長年、判断されてこなかったものであふれているものです。ここで、要不要を判断しながら、自分が何をしようとしているのか、何をしたいと思っているのか、広い意味で定義づけをしていくことになります。

昔、大好きだったものが、今はそうでもないかもしれません。読まなくなった本、聞かなくなったCD。幼いころ、一緒に寝たぬいぐるみ。もちろん、今でも大切なら手元に置いておけばいいのですが、手放す気になったとしたら、それは、人生の新たなステージが訪れたということでしょう。整理整頓を通し、過去と決別して、新しく未来を定義づけていくのです。自分の進むべき道を、はっきりさせていくことにつながっていきます。ずいぶん、頭がすっきりしますよ。

<不用品を簡単に買わなくなる>

一度、整理整頓して、ものを捨てたことがある人は、捨てる、という行為が、意外に大変だということに気が付くと思います。自分が不要になったものを、すぐに身近な人が「欲しい」と言ってくれればいいのですが、メルカリなどのフリマアプリで売るにしても、結構な手間がかかります。代わりにいくばくかのお金が手に入る楽しみもありますが。ソファーやテレビなどを処分しようと思えば、リサイクルショップに売るか、売れるレベルでないものは、大型ごみで処分することになるでしょう。捨てるのにもお金がかかることに気が付きます。捨てることがこんなに大変だとわかれば、次に物を買うときは、捨てるときのことを思い浮かべるようになるでしょう。

また、ものが少ないと、掃除がとても楽です。掃除機をかけるために、置いてあるものをどかす必要もないですし、細かい隙間がないので、掃除機のさまざまなノズルも必要ないかもしれません。大小さまざまなものがほこりをかぶることもありませんし、掃除機のホースが当たって、何かが壊れることもありません。部屋がとても広くなった気がするでしょう。

こういう経験をすると、ものを簡単に買うことに、躊躇するようになります。断捨離にあまり苦労しなかった人は、また、簡単にものが増えるかもしれません。やるなら腰を据えて、じっくりなさることをお勧めします。

<ものだけじゃない>

さて、ものを断捨離するお話をしてきましたが、何も断捨離するのは、ものだけではないんです。例えば、情報もその一つです。スマホと一日にらめっこしている人。テレビがなければ過ごせない人。その情報は本当に必要でしょうか?必要のない情報を、ただだらだらと見続けていると、目も脳も疲れてしまいますし、大切な時間をどんどん無駄遣いします。先にお話ししたように、気力にも限りがありますので、リソースを過分に使うことにより、ほかのことをするやる気がそがれます。心当たり、ありませんか?

人間関係もそうです。あなたに害を与える人はもちろん、お付き合いして、苦痛になる人からは、出来たら距離を取りましょう。上司や家族など、どうしてもお付き合いしなければいけないのに、付き合うのがしんどい人がいる場合は、物理的な距離は無理でも、心理的に何かクッションを挟むことはできるかもしれません。自分の心を守りましょう。

そうすると、お金も、時間も、気力も、余裕が出来てくるものです。こうなってくると、元はヨーガの行法で、心のあり方を示したものだということに納得するでしょう。世の中には、本当にほとんどモノを持たないミニマリストの生き方を選ぶ人もいます。価値観は人それぞれですが、まずは、ゆったりとした断捨離をしてみてはいかがでしょうか。何事も極端に考えるとおっくうになります。出来る範囲で、ゆるりと実行してみましょう。


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