晴果

晴れた日にこの世の果てを夢想してみる。

晴果

晴れた日にこの世の果てを夢想してみる。

最近の記事

夜歩く④

旦那さんが下北沢に住んでいたのは本社勤務時代の3年間だけだったが、今でもその頃をたまに思い出す。連休には子供3人と車に布団を積んで泊まりに行っていた。 住んでいたのは世田谷の住宅街だったのでいろんな家を見ながら散策したり、こじゃれたご飯屋さんに行ったり、川沿いを散歩したりした。大好きな吉本ばななさんのサインが置いてあるお店を発見したりもして、いつかばったりお会いできないものかと街中を歩く時はソワソワしていたが、結局会わずじまいだった。 いろんな思い出がある中でも1番思い出

    • 子は宝③

      「しろがねも こがねもたまも なにせむに まされるたから こにしかめやも」 この歌を知ったのはお腹に長男を宿していた時でした。 安定期に入ったとはいえ飛行機に乗るのは怖かったので、新婚旅行は陸路で行ける場所にと京都・奈良の修学旅行コースにしました。 大人になってからの京都は風情を感じられていいものでしたし、行ってみたかった奈良ホテルもクラシックホテルさながらの雰囲気ある建物で楽しめました。 その奈良にある大神神社で引いたおみくじに書かれてあったのが先程の歌でした。 最初読んだ

      • 私の1日②

        シュフというと暇そうな、楽そうな響きが漂う気がして実は「主婦です」と言うのは好きではありません。1文字違いのシェフとえらい違い。でも主婦も立派な肩書きなのでは、とある時気づいたのです。主婦をした事ない人はなんばいいよっとと思われるだろうし、そう思われるのは仕方のない事かと。私だってサラリーマンの本当のところの大変さなどわかっていないでしょう。夫のグチから推測するレベルしか。なんにせよ肩書きがあるとなんとなく自分にも何かやらなくてはならない役割、ミッションがあるのではと思えて安

        • 送迎①

          今日は曇りですね☁️ 雲が80%空を覆っていたら天気を曇りと判断するとか。小5の息子が言っていました。理科に全く興味が持てなかった私は勉強したであろうその知識が全く頭に留まっていませんでした。これから何遍息子に「ママそんな事も知らないのお⁉︎」を言われ続けるのだろうと未来におののいた瞬間です。 さて長男は県内の養護学校に通っています。今中等部2年生で来月からは3年生になります。え、うそぉ、いつのまにそんなに大きくなっちゃったのぉ、と思う日々です。養護学校は家から車で15分あ

        夜歩く④