どうせなるようにしかならないよ。
婚活について振り返るで始めたnoteだけれど、ちょっと違うお話。というかつぶやきを書いてみる。
婚活をしていた時に、結婚もそうそう簡単にできるものではない、と思い知った数年だったけど、子供もそうそう簡単にできるわけではない、と思い知る今日この頃。
私はそうはいっても絶対に子供が欲しいという価値観で生きている人間ではなかったのだけど、一応妊活するなら効率的に、と思って受けたブライダルチェックで、びっくりするくらい不妊因子がいっぱい出てきてしまって、不妊治療の適応者になってしまった。
健康、と自負はしていた。
ちゃんと寝ているし、そんなに太ってもいない。
健康診断でちょろちょろ引っかかるとはいえ、基本的には一過性なものばかり。
友達とか同期が鬼のような残業をしたり、過酷なストレスにさらされている中で私は割とのほほんと仕事をしていて、充実をしていて、ストレスチェックのようなものに引っかかったこともなかった。
婦人科系で言ってもちょっと生理重めかな?と思うこともあるけど、鎮痛剤を飲めば全然平気だし、PMSも重くないし(甘いもの食べて眠くなっていつも以上におっちょこちょいになるだけ)寝込んじゃうこともないし、それこそ生理周期が不規則になったことだってなかった。
だから思ってもみなかったのだ、私に、不妊治療が必要だなんて。
ブライダルチェックの結果がでたあと、夫婦で会議をした。
そしてとりあえず、期間を区切って妊活にトライしようという話になった。でも頑張ると決めたならしっかり頑張る。短期集中で、ダメだったら諦める、と決めた。
不妊治療の対象になった瞬間から通院は定期的にあることはわかっていたし、休みを取りやすいように、そして気が早いがなにかあれば私の埋め合わせの人間を人選してもらえるように、上司には早々に相談をして、許可を頂いた。月に数回、時間休なり半休を頂くこと、その日取りはある程度急に決まること。それをOKしてもらった。
同時に、交換条件のような形になるのだろうけど、妊活をして子供を授かれば昇進は後回しになる可能性があることを告げられた。これが本当に本当に嫌だったから今まで結婚も妊活も後回しにしてきたんだけど、仕方がないので飲んだ。悔しいけれど。昇進するならここ三年が正念場だってわかっていたけど、飲んだ。だって、ブライダルチェックの結果で妊活するなら今しかないといわれてしまったから。仕事はチャンスがまたいつかめぐってくるかもしれないから。
治療をがっつり始めてもう片手では数えきれないくらいの周期が経った。
いろいろ進めていくうちになかなか成功しないわ、いろいろな課題が出てくるわでそのたびに落ち込んでみたりもしている。まだ、そうはいってもダメだったら仕方ないと思っている私には耐えられるけど、これは本当に子供が欲しくてたまらない人にとってはつらいつらい活動だろうと思う。私でさえ、つらい。ちゃんと仕事に穴をあけないように、でも病院にいつこの日来てくださいと言われても行けるようにするために仕事を調整するのは結構大変だし、やっぱり生理がくればがっかりする。
それに保険が適用になったとはいえ、結構お金もかかる。
これ、適用される前の人たちは本当に大変だっただろう。結構かかってびっくりしている。三割でこれだ。十割の人は本当に大変だろうな、と思う。
お金と時間とパートナーの協力がないとできない治療なのだということを思い知った。そして結構、患者さんが多いのもびっくりだ。いつも結構待つ。一人生むのだけでこれだけ大変なのだ。今結婚のハードルも高いが、出産のハードルも相当高い。少子化が進むのも納得だな。と思う。
でもここ幾許かの周期を経てきてどのような結果になったとしても、でもこの妊活の大変さを理解できたことは凄く、いい経験だなとも思った。願わくば、うまくいけばいいけれど。このままならなさにじりじりしながら、一喜一憂しながら、この期間を少しでも前向きに、楽しんでいけたらいいなと思う今日この頃だったりする。
なるようにしかならないのだ、きっと。なにごとも。そう言い聞かせて毎日を過ごしている。
もっとも、そう思っていないと、やってられないだけかもしれないけれど。
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