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何故、大学院の中でも「経営戦略研究科」を受験したのか?について。

今日は、何故、大学院の中でも「経営戦略研究科」を受験したのか?
についてお話したいと思います。
私の出身大学は関西大学社会学部のマスコミ専攻というものでした!もともと中学の頃から新聞記者になりたいと思っていて新聞学科のある大学ばかりを受験していました!
しかし、大学時代にコピーライターブームが始まり、広告がサブカル文化のようで超魅力的で、その流れに乗るように私は広告業界に入ることになりました!1985年4月のことです!

それから、まる38年に渡ってTVCM制作(広告動画制作)を中心とした仕事を続けて来ました!メインの仕事はプロデューサーでした!かかわる仕事は必ず何らかの形で企画(あるいは企画のネタになるもの)を出すというのを自分のポリシーにしていました!そして、時々機会があると、ディレクターの仕事もさせていただきました!

転機は49歳になって東北新社の教育事業の「映像テクノアカデミア」に異動になったことでした!そこで「映像広告クリエイター科」を任され、会社の教育事業を生徒募集から情報発信、そしてカリキュラムの作成から予算の策定、講師の依頼、自らの講義の準備と実際の講義などありとあらゆることをやっていました!並行して広告主からの映像制作をして利益が出るようにしていました。まるで個人商店のような感じでした。

しかしながら団塊ジュニアの世代をピークに若者人口は減少の一途をたどっています。それは人口構成の世代別ピラミッドを見ても明白です!
そして東北新社の教育事業は学校法人ではない!強いて言うと「塾」と同じジャンルになるものです。学割もないし、アカデミーパックもない!そんな状況で事業経営自体も業界への貢献という責務は果たしてはいたのですが、
売上が立たず、改装や新たな機材購入の予算をかけられずに大変という現実に直面しました!その時に、全体の予算を見て、どうしたらこの事業部は利益を出せて持続可能になるのか?ということを考えました!毎日、そのことを考え続ける日々が始まりました!いろんなことをやってみてトライアンドエラーを繰り返す!エラーの方が多いんちゃうか?みたいな感じでなかなか成功するビジネスモデルが見つからない。そんな中、映像制作などの研修をする業務を別の形で法人向けに拡大していくなどの施策などは割とうまく行きました!とはいえ若者人口が減っているので受講生がなかなか集まらない状態が続きました。

その後、「映像ディレクタークラス」というのを今はNHKエンタープライズにいる坂部康二さんと始めました!
その時に受講生でいらしたのが現在、複眼経済塾で取締役をされている元NHKアナウンサー(その後ブルームバーグ通信記者)の小笹俊一さんでした!
小笹さんは当時、スパークスと言う大手の投資顧問会社の広報職に転職されたばかりでした!そこで阿部社長から広報ツールとして動画を活用したいという意向があり、このクラスに通うことになられました!

そこから多くのスパークスが発信する動画のお手伝いをさせていただくことになりました!新人エディターの大森君は一時はほぼ常駐するような形でスパークスに通っていました!今度、朝の勉強会をやるからマルチカメラで収録して編集し社内でアーカイブしたいというオーダーがありました!

名称は「バフェット・クラブ」というものでした!まさに朝の7時半くらいから9時くらいまでの始業前に役員と希望者が集まり語り合うというものでした!その時に投資関連の本をたくさん読みました。もちろんウォーレン・バフェットさんの評伝も読みました!その評伝「スノーボール」(全3巻)がとても面白く、投資の世界に興味を持つようになりました!投資の世界の事を私は最初「投機」とごっちゃになっていました!
デイトレーダーのように短期で売り買いを繰り返し利ザヤを得るというものではなく、ある割安だと思える企業を研究し、そこに投資し長期保有してその企業が成長することにより株価があがり、また配当金などもより多く受け取ることが出来るようなこと。自己資金で素敵な企業を見つけて応援するというのがとても面白いなと思ったのです!

それ以前にもテレビ東京系のWBSや「カンブリア宮殿」「ガイアの夜明け」などの経済番組を見ていたのですが、そこからはさらに興味が強くなり、NewsPicksに入会したり、日経新聞を定期購読するようになっていきました!

そこで大切なのは経営のことをちゃんと知ることだとわかりました!50歳代半ばでそんなことに気づいたのは、遅いのかも知れません。しかしながら、ものすごく遅い時期での挑戦ですが「学びたい!」という気持ちが強くなりました!それも体型的に!ということで、それならば「経営学」を学ぶための大学院が面白いのでは?と思って、いろいろとネット検索し資料を取り寄せた結果が今の私の現状です。これが私が「経営戦略研究科」に入ることになったもう一つの理由です!
次回は受験顛末記です!3校目にしてようやく合格したというお話です!


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