見出し画像

大阪天満宮の表参道にある「薬食さふらん堂」に行って来ました。

大阪天満宮の表参道にある「薬食さふらん堂」に行って来ました。

 

先日、大阪天満宮の裏参道にある「天満天神 繁盛亭」に行って参りました。実は、天満宮をはさんだ表参道の方に門を出て徒歩1分の場所に「薬食さふらん堂」というお店があります。店主は85歳になられる薬剤師。娘が一緒にこのお店をやっています。豊田(とよだ)さんという方で、デザイナーの仕事をされている方です!

実は私は東京で広告(特にTVCM)の仕事をしている時に、同世代でもある有澤さんが経営されている広告制作会社「アストラカン」と何度もTVCMをはじめとする広告案件の仕事をさせていただいていました。出会いは私がまだ20代だった頃。TVCMの依頼の案件が来て、当時、アストラカンに居たコピーライターの(その後、電通EYEから電通東日本でクリエイティブ・ディレクター)福井さんの紹介だったかと思います。
最初は、有澤さんは映像は門外漢なので、企画をお任せします!と言われたような記憶があります。
しかし、その時に、企画を一緒にやりませんか?と提案しました。一緒に対話しながら企画を行い、出来るだけ上流の方(広告主に近いという意味です)で企画をしないと、ただの企画出し屋さんになってしまっては自分にとって意味がないと思いました!

有澤さんのすごかったのはその面倒な申し出を受け入れてくれたこと。
そこからは毎日のように集まって企画を行いました!そこで何らかの表現の方向が固まって来た時点で、社内やフリーのプランナーなどと一緒に企画を詰めてプレゼンを行うということをものすごく時間をかけて行ったことを覚えています。それから20年以上、有澤さんと仕事をご一緒することになりました。

2011年3月11日の午後2時半過ぎ、多分2時くらいから有澤さんの会社(当時は表参道と渋谷の間)で、とある広告主の企画の打合せを行っていました。その時に、会社のビルが揺れ始め、外に見える電柱がこんなにしなるのか?という光景を始めてみました。東日本大震災でした。すぐに非常階段のドアを開けていったん外に出たのですが落ち着いたのを見計らって階段でオフィスに戻ってTVを見ました。しばらくするとあの津波の映像が。その時に豊田さんもオフィスにおられました!あの経験を同時体験し同じ場所に居たことは生涯忘れないと思います。あの時のアストラカンのスタッフたちの様子を今でも克明に覚えています。

その豊田さんが震災後数年経って実家がある大阪に戻られました。デザイナーの仕事をしながら。そして縁あってでしょうか?お父様がおやりになっていた薬局を「薬食さふらん堂」に改装して、2019年にとてもおしゃれなスペースが出来ました。繁盛亭で拝見した噺家の「桂二葉」さんもこのお店にいらしたそうです。天満に行くのでと、せっかくなので豊田さんに連絡してお店に遊びに行きました!

木をふんだんに使った洒落たお店。京都にもありそうなそんな感じです!デザイナーが運営しているお店だけあってのれんやレイアウトが美しい。店内には置き薬だった珍しいそして懐かしいデザインの紙袋の風邪薬などがきれいにレイアウトされていました。他にも健康にいい飲み物や食べ物なども置かれており薬膳に興味がある人にはとてもええんやないでしょうか?豊田さんのお店のすごいのは年中無休だということ。なので、お正月もお盆も営業されているそうです!その運営を85歳になるお父様と豊田さんの2人で運営しているのを聴いて驚きました。しかも、豊田さんはデザインの仕事も並行して受注されています。「LIFE SHIFT」で言う所のマルチポートフォリオワーカーですね。

2019年から開業されて今年で5年目。5年間やすみなく健康で店を開け続けておられるのもまさに「薬食」ならではなのでしょうか?ということで「薬食さふらん堂」是非、行って見てください!トートバックや小物入れなども販売されています。

そして何と「さふらん堂」なだけあって「サフラン」の球根も販売されています!球根を置いておくだけで花が咲きそのメシベ?かオシベ?があの香辛料のサフランなんだそうです!

高級ハーブの「サフラン」まで置いてある「薬食さふらん堂」は、大阪天満宮の南、表参道を出てまっすぐ100メートル行った右側にあります。

お店の詳細は

お店の紹介記事は



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?