曜日の感覚

明日から土日である。劇場公演の仕事がぱったり止まって、もともと薄かった曜日の感覚がますます乏しくなるんじゃないかと思っていたんだが、意外なほど逆な生活をしている。毎朝ごみ捨てに行くという新しい習慣のお蔭もあるのだが(詳しくは「低血圧で朝が超絶ニガテな私が気づいたら起きられるようになっていた理由」参照)、それ以上に、「片付は土日」という新ルールが効いている気がする(これまた詳しくは「得意技」参照)。自宅で長時間過ごすようになって、とにかく片付けたい欲求をがんばって抑え込む毎日が続いている。明日は待望の土日。片付け放題だ。うしし。

「平日は仕事、土日は片付」と書いたものの、実際は土日も仕事している日は多い。というのも、私の仕事はもともとあまり曜日が関係なくて、劇場での仕事があるときはむしろ土日祝が忙しかったりする。一緒に働いているひとたちも、「平日9時~5時の8時間労働(休憩1時間あり)」みたいなワークスタイルじゃないひとが多いので、みんないろいろな曜日・時間に連絡をする。少し前まで即レス至上主義だったから、自分の働き方ではなく取引先の勤務体制で曜日感覚をかろうじてつなぎとめていた。今思うと、ひとに合わせた(それも無数の相手に対して)仕事設計だったんだなぁ。

仕事をうまく進めるうえで、相手のやりやすさを考慮するのは意味のあることだけど、それで自分のやりやすさが増していない、減じているのであれば見直した方がいいのかも。ずっと相手のやりやすさ追求が自分のためになっていると思っていたのだけど、コロナ前はちょっとやりすぎて振り回されて、遠心力で消耗していた気がする。あのやり方にもいいところはあるから全部を手放すつもりはないけど、もう少し自分の仕事の主導権を自分が握ってもいいのかもしれない。

そんなわけで、明日は屋根裏を片付ける。我が家の屋根裏は思い出の品の宝庫なので、きっと様々な考古学的価値のある逸品が発掘されるに違いない。さー、いっぱいすてるぞー。

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