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切れ間のない 青空のひとすみ、 ぽっかりと 色が抜けていました。 そこには、 出番にはまだ少…
毎日を慈しんで愛するよ。 理不尽なこの世界。 それでも、君は昨日と変わらない声で笑う。 気…
その細い右足で蹴りあげたコンクリート。 規格外のばか力に負けそうな、 一筋の赤いストラップ…
ー愛ー ◇傷つけていいから、傷つかないで。 ◇今日も君が傘を忘れてきますように。 ◇憎ま…
夕暮れどき。 車窓から見える風景を、まばたきで切りとる。 次にまぶたを開いたときには、そ…
君の瞳から、悲しみだけを取り出して、閉じ込めたような紫陽花の青。 紫よりも、少し沈んで。
俗にいう無駄なこと、無駄な時間を削っていったら、 そこに何が残るんだ、と思う。 何も残ら…
軽いな、と思う。 夏の日差しの名残が残る、秋の晴れ間。 外は、夏よりもどこか、軽い空気で…
とんぼは、飛行機のようだ。 軽い機体で、縦横無尽に飛び回る。 低空飛行する小型飛行機には…
髪を切る行為は、重さを捨てる行為だ。 鬱屈した感情を、捨てる行為だ。 24時間、一緒に過ごしてきた君には、過去の記憶が染みついてるから。 床に散らばった髪は、持ち主から完全に分離される。 ばいばい。そして、ありがとう。 あれはもう、私じゃないよ。 過去の記憶を置いていく。 うなじに浴びる熱だけに縋って。 太陽と手を繋ぐように生きて。 自分を抱きしめるように生きて。 ショートカット。 身軽になったわたし。 今を生きるには、ちょうどいいこと。