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海外で生活する日本人からみる、現地の男性の家事育児仕事の分担論が面白かったのでメモ

日本男性の感覚は、「家事育児は、仕事の時間を取られちゃう」

会社もファミリーという帰属意識が非常に高い。
仕事に熱中し、仕事を楽しんでいる。どうしても自然に、家庭の方には意識が向かなくなる。
歴史的、文化的、民族的背景が相まって、個人の問題ではなく、もはや社会として遅れている実態。
一概に日本人男性を責めてはいけない。

フランス男性の感覚は、「仕事の代わりはいくらでもいるけれど、親の代わりはひとりもいない」

「自分の子どもだからお世話したいじゃん。授乳はできないけど、それ以外はなんでもやるよ。自分の子どもなんだから。」
仕事は人生の主役じゃない。家事育児を夫婦でどう分担するか、という発想がそもそもない。
自主的に、男も女もやる。

素晴らしいサービスがあるということは、それだけ犠牲になっている人がいる

以下は、長くフランスで生活して来た友人(日本人)の見解。
フランスの社会全体のあり方に因るところが大きいのではないだろうか。
男も女も同じだけ社会参加ができる。
両親とも、子どもが小さいうちは9時から16時まで。という働き方が主流。
あと、究極の「個人主義」で、例えば子どもが病気となって園や学校から呼び出されて会社を早退することになっても、自分のせいではないから、会社には謝らないそうだ。
仕事の環境に迷惑をかけるという感覚がないから、心理的に楽。共同責任ではない、と。
お客さんも、理解する。家族が病気なら仕方ないよね、となる。

例えば、日本だと運行ダイヤに正確な電車ひとつにとっても、
「これだけ、素晴らしいサービスがあるということは、それだけ犠牲にしている人がいるんだな」と思うようになった。

個人や家族単位で解決できることって少ないけど、まずは知ることが大切

たくさんの印象的なワードが出てきたところで、よだれタラタラだが、さてさて、個人として私にできることは何だろうか。
最近夫が口酸っぱく何度も勧めてくる、「7つの習慣」を読み直すことなのだろうか。
赤羽雄二さんの新刊も楽しみだ。
しかしここで、本当に大きな壁となるのが読書タイムなのだが、小さい子どもを持つワーママたちは、一体いつ読書をしたらいいんだろうか。忙しくて時間がないから、家事育児仕事をどうしたもんかとSOSなのに、インプットする時間を作れとは、皮肉な話だ。
最近は、家事をしながら移動しながらAudibleやアレクサに読んでもらっているが、内容は半分くらいしか理解できていない。家事って永遠の単調作業と嘆くこともあるが、実は脳内的にはたくさんの仕事をこなしているらしく、作業していると意識があちこち行くので、これにリスニングも加わると脳みそリソースをますます食う感じだ。

やはり私は腰を落ち着けて、活字で読みたいアナログタイプなのだと知った。

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