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[Cross Value Chain]Cross Value Chain のWhitePaperを読み解いていくシリーズ(3)

原文:https://crosstech.gitbook.io/whitepaper/basic-functions-of-the-cvc

CVCブロックチェーンの基本機能と全体構造の要約

  1. ブロック生成時間: CVCブロックチェーンのブロック生成時間は、メインネットのリリース時に決定されます。

    現在は、1分に1ブロック生成されることが想定されています。(メインネット時に決定されます)1ブロック生成ごとに報酬 が生成されます。1ブロックの中に組み込まれるトランザクションの数に応じて処理能力が変わります。

  2. 可分割トークン(FT)の転送におけるガス費用なし: 他のブロックチェーンと異なり、CVCのvPoWはFTトークンの転送にガス費用を課金しない。

    NFTを書き込む際には、DACSノードのストレージを利用するため、ストレージコストの支払いが必要です(具体的な金額は現時点では不明です)。CVCの主な利用ケースはNFTになると思われるので、NFTがいくらで書き込みできるようになるのかは気になるところです。
    例えば、1年ごとに支払う方法や、一度だけ支払って永久に利用できる方法などが考えられます。Filecoin、Arweave、Swarm、StorJ、Siaなどの分散型ファイルストレージの利用コストは、ほぼゼロか月額1テラバイト(TB)あたり4ドル程度です。

  3. J-ノードとエスクロー口座による安全な資産転送:
    vPoW(Voting Proof of Work)の主な目的の一つは、システム全体のセキュリティを向上させることです。この構造では、バリデーターノードであるJ-ノードがエスクロー口座を持ち、セキュリティを強化します。トランザクションが発生するたびに、J-ノードはそのトランザクションを全ノードにブロードキャストします。75%以上のノードが有効なトランザクションとして投票すれば、資産はエスクロー口座から送信されます。

  4. トークン名:
    CVCのネイティブトークンの名前はXCR

  5. ハッシュレベルファイルシステム:
    NFTコンテンツを直接ブロックチェーンに保存するのはコストがかかるため、CVCは独自のファイルシステムであるDACSを使用します。DACSはIPFSなどのハッシュレベルのファイルシステムを利用した自律分散型クラウドストレージです。(DACSのストレージにNFTを保存し、ハッシュ値が生成されます。このハッシュ値をブロックチェーンに記録します。NFTのサイズに比べてハッシュ値は非常に小さいため、ブロックチェーンへの書き込みが容易です)
    IPFSの場合にはコンテンツは45文字のハッシュされた数字で表されます。通常のWEBブラウザではみられないのですが、Bravaなどのブラウザを利用すると、IPFSにアクセスができます。

次回は、VPoWについてです。

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