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[Cross Value Chain]Cross Value Chain のWhitePaperを読み解いていくシリーズ(5)

引用元:https://crosstech.gitbook.io/whitepaper/voting-nodes

今回は、Xwallet(投票ノード)についてお話します。

Xwalletは、先日ご紹介したVPoWを行えるウォレットです。特許の内容がXwalletに組み込まれた場合、秘密鍵を自分で管理する必要がなくなるため、鍵をなくすという問題が一定程度解決されるのではないかと期待しています。

Xwalletがどこまでの機能が組み込まれてリリースされるのかは気になるところです。また、投票に参加するとマイニング(投票)の報酬がもらえます。

Walletの特許をすごく簡単に説明

国内特許:https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1800/PU/JP-7160729/5F7F8F6655AC92D3690D1E53F960763A58314073B515171C93374C343B3F45E1/15/ja

  • 秘密鍵を分割して複数のノードコンピュータに分散して格納することで、秘密鍵の盗難や改ざんを防ぐことができます。

  • ワンタイム暗号鍵による認証により、監視ノードコンピュータによる利用者のノードコンピュータの識別を困難にします。

  • 匿名ノードコンピュータを複数選択することで、秘密鍵の各部の所在を特定しにくくします。


以下は、Xwalletと投票ノードのホワイトペーパーの内容になります。

Xwallet

Xwalletは、XCR向けのEVM互換の仮想通貨ウォレットで、2つのレイヤーがあります。1つは仮想通貨ウォレットであり、もう1つはPoW Auto-mining Codesと呼ばれる投票ベースの自動返信プログラムです。最初のフェーズでは、以下の2つの機能が実装されます。

  1. XCRおよびEVM互換トークンを保存するための仮想通貨ウォレット機能

  2. 投票自動返信インスタンスマイニングコード


Xwalletは、ユーザが利用するCVCのウォレットです。マイニングを行う際に、ユーザが何かを操作する必要はありません。Xwalletには、チェーンのトランザクションが正しいかどうかを自動的に判断する仕組みが組み込まれています。参加したユーザには、インセンティブとしてXCRが付与されます。

投票ノード=Xwallet

Xwalletは、投票ノードとしてトランザクションを検証します。トランザクションがスマートコントラクトとして正しいかどうかを自動的に判断し、True/Not-Trueを返します。ランダムに選択された投票ノードが、この判定結果をJノードに伝えます。
選択された投票ノードがオンラインであれば、CVCマイニングに参加して報酬を受け取ることができます。このプロセスに必要なエネルギーは、プッシュ通知と同じくらい低いです。このメカニズムによりブロックチェーンが維持されます。

1トランザクションあたり7投票ノードに通知をすることから、非常に小さいエネルギーで稼働します。選択された投票ノードがオフラインのときには別のノードに問い合わせると思われます。(これは何をもってオンラインなのかオフラインのかを判別しているのかは気になるところです)ウォレットはアプリにInstallされていれば、オンラインとみなされるのか、特定の操作を特定期間行っていないとオンラインとみなさないのか?などは今後のホワイトペーパーを待ちましょう。

以下の図はXwalletのレイヤーを示しています。

Xwalletのレイヤー

特許取得済みの秘密鍵生成および保存技術

現在の一般的な暗号ウォレットでは、ユーザーは自分自身の秘密鍵を保持する必要があります。しかし、この方法は個人が秘密鍵を制御するため、ハッキングのリスクが高いと考えられています。従来の暗号データの安全な運用に使用される自律分散型ネットワークに接続せずにこのリスクを軽減するために開発されたハードウォレットは、利便性の面で制約があります。CROSSTECHはこの問題を解決し、金融技術市場での安全で便利な操作を実現するための技術を開発し、国際特許(特許番号:2019-052099)を取得しました。

特許情報

電子割り当て型ストレージ方法およびその運用システム

仕様

自律分散型ネットワークは、複数のユーザーのノードコンピュータと一群の監視ノードコンピュータに接続されています。ユーザーのノードコンピュータには、暗号資産を保存する手段となる自律分散型電子証明書ウォレット実行プログラムが搭載されています。自律分散型電子証明書ウォレット実行プログラムは、暗号通貨データを保護するために暗号からなる秘密鍵を生成し分割し、分割された秘密鍵の各部分は監視ノードコンピュータの一群からランダムに選択された複数の匿名ノードコンピュータに分散保存され、使用時に再生成されます。


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