見出し画像

MCU一気見の刑に処す13『アントマン』感想 - トリハダが止まらねえ!

警告

本記事は『アントマン』およびMCUシリーズの重大なネタバレを含みます。







僕です。
前回の『アベンジャーズ:エイジオブウルトロン』からかなり間が空いてしまいましたが、もはや一気見でも何でもないシリーズです。

お久しぶりの今回は『アントマン』です。

今作は元スゴ腕泥棒のスコット・ラングが、アント=蟻サイズの世界最小ヒーローとなって、物体を構成する原子と原子の距離を縮めることで生き物すらもアリンコみたいな大きさにしてしまうピム粒子を悪用しようとする輩と戦う、というストーリー。

全体のお話としてはスタンダードで、主人公サイドのキャラクターも魅力的。俺好みのものでした。

しかし、とにかく今作は映像がヤバすぎました。色んな意味で。

時は1989年、SHIELDに所属していたハンク・ピム博士はピム粒子を開発しますが、自身の研究がもとで妻を失ったことからピム粒子の研究を封印し、当時の創設メンバーであるハワード・スタークらとも袂を分かち、SHIELDを去ります。

そして現代、主人公スコットは元窃盗犯のため社会に馴染めず苦労しますが、別居中の娘キャシーの養育費のため、ムショ兄弟のルイスらの誘いに乗り、再び金庫破りのコソ泥に復帰します。

しかし、盗みの計画はピム博士によって仕組まれていたもので、金庫の中でアントマンスーツを見つけたスコットは、ピム博士に「ピム粒子の研究を軍事利用するダレン・クロスの計画を止めてほしい」と協力を持ちかけられます。

と、ここからスコットがメチャちっちゃくなってお風呂に流されそうになったり、掃除機に吸われたり、ピム博士の操る蟻たちに乗って刑務所から脱獄するシーンなどが続くのですが、この「普通の人間の視点とミクロな虫サイズの視点を行ったり来たりしながらの激しいアクション」が今作の最大の魅力でした。

調べたらこれ2015年の作品なんだ……MARVEL、マジですごいぜ。

ただ、見るにあたり一つだけどうしてもキツい要素がりまして……僕は本当に一族末裔まで56されたレベルで虫が大っ嫌いなのです。

特にラストでアントマン=スコットと軍事用スーツとして開発されたイエロージャケット=ダレンが娘キャシーの部屋のおもちゃの電車の上で戦うシーンはマジでかっこよくもコミカルで、そこに至るまでにスコットと蟻たちのチームワークが築かれるシーンや、ダレンの研究サーバーを破壊するための蟻の特性を活かした侵入作戦など、今までに観てきたスパイものやヒーローものとも違う全く新しいワクワクする映像体験ができたと思っているのですが……

正直、画面にドデカい蟻がビッシリ映るたびに、ビンビンにトリハダ立つのをこらえて観てました。

なんて説明すればいいんですかね?この感情は。
めちゃくちゃ楽しめたんですけど、夢には見たくないような……

ところで今作中盤に、アントマンとしてピム博士やその娘ホープに鍛え上げられたスコットが、アベンジャーズの施設にハッキング装置を借りに(借りるとは言っていない)侵入するシーンがあるのですが……

このアントマンとファルコンの戦闘シーン、そしてラストにファルコンからアントマンへアベンジャーズの勧誘が来るシーンは、いい意味で色んなところがギンギンになりました。

次回は『キャプテン・アメリカ/シビルウォー』です。
盾のおっさ〜ん!久しぶりだな〜!(ゴム並感)

それではまた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?