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西成の路上で生活用品配布&交流会(23.1/2)


 新年は西成の路上で居場所つくりをした。みかんを配ったり生活用品を激安で売ったりした。京都の路上で「西成でみかんを配ったりしたいんです」と通行人に声をかけてみかん代2500円を集めた。それを原資にみかん10kgを箱で買って、西成の路上でみんなで食べたり配ったりしながら交流した。自分でお金や人を引っ張ってきて活動できた事がよい自信になった。この日は、活動応援でたくさん投げ銭をもらった。お年玉だね!

 前に奈良の路上で話しかけてくれたおばちゃんがむかし西成で物資配布のボランティアをやってた事があるという。そのおばちゃんもまた西成に行ってみたいと言ってたので、呼んで共に活動をすることができた。不要品は新品や使えるもので、マスクやジャケット、服、帽子、手袋、小物などが並んだ。通行人にみかんを配ったりして自分たちのアピールもした。お気持ちでお金を出せる人にはお金を出してもらった。お菓子やお茶、お酒の差し入れもあった。

生活用品やみかんの提供。投げ銭ももらう。
バーナーでお湯を沸かして温かい飲み物を飲みながら交流
お菓子の差し入れ
投げ銭ももらった
三角公園では餅つき大会がおこなわれていた。お餅ももらってきた。


 今回は奈良の知り合いのおばちゃんを呼んで路上で色んな人と交流するのが目的だ。来てくれた友人や知り合いには、生活保護を利用しているが居場所が得られないという人や、路上生活者のための夜回り活動をしている人など。炊き出しのボランティアで西成に来ていた人もいた。元引きこもりでフリーターの人や、サラリーマンの人などいろんな人と話した。

 路上で通りがかった人にも話しかけて、しばらく話していった人もいた。留年を繰り返してるが就職活動にも乗り気でない学生の人や、歌舞伎町でネットカフェ暮らししながら日雇いで働いていた人など。若い人で世の中にイマイチ馴染めない人も西成にふらっと立ち寄りつかの間の居場所を得ている。生活保護のおっちゃんや、覚醒剤依存でリハビリ中だという人もいた。路上で、自分たちがニートや引きこもりだと言っても、咎められない空間だった。西成は社会に適合できない人のつかの間の居場所だと言える。

知り合いも何人か来ていい交流の場となった。久しぶりに会う知人や、西成で以前会った人とも話したりした。
九州から来たお兄さん。毎年、西成の越冬闘争のために来るという。昨年も路上で会って、また再会した。


 今回よかったこととして、自分でカンパを引っ張ってきて交流空間を作れたことだ。自前で活動費をまかなえるのは持続性があり強みだ。しょぼいNPOみたいな感じになった。奈良のおばちゃんも満足してくれて、また生活用品が集まったらやりたいと言われた。たまにやっていきたいと思う。カンパや物資の提供なども待ってます!

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