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コロナ下での国際遠距離恋愛、今

いきなりですが、私には付き合って数年の彼がいます。数年付き合っているにもかかわらず、顔を見て一緒に過ごした時間は、8週間ほど、約2か月です。そうなんです、私たちは国際遠距離カップルなのです。


1.国際遠距離カップルとは


国際遠距離カップルとは、別の国で生活するカップルのことですね。(見たままの意味ですがw)出会いはそれぞれ様々で、同じ国出身で転勤や留学で国際遠距離になるケースもありますが、私たちの場合は、生まれた国も育った国も今いる国も違います。全くの別人種、ということです。

私は日本生まれ日本育ちの純日本人で、お相手さんは華僑マレーシア人です。(華僑=中華系)日本からマレーシアまでは直行便で7時間。彼の住む町はそこから国内線で1時間弱のところです。会いに行くのに最低でも9時間、家から家のドアtoドアなら最低でも12時間、何かあったらすぐに…とはいかない距離です。

それに何かあった際、私まで連絡がくるかどうか…(共通の知り合いは弟君くらいw)逆もそうですが…笑そう考えると何とも切ない関係と言えそうです。


2.普段の生活


普段は私は東京で暮らしているので、ほぼフリー(彼氏なし)状態です。映画を見に行くこともない、ごはんに行ったり、彼の家にお泊りなんてこともありません。あるのは、数か月に一回の海外旅行兼デートであり、生存確認であり、近状報告会です。だいたい1週間の休みが取れれば私は海外に行きます。彼もそんな感じで、昨年は私が3回、彼が1回、計4回会うことができました。

彼は仕事が忙しい方で、マレーシアという国的にあまり裕福ではないイメージかと思いますが、日本人とそう変わらない生活をしています。(マレーシアは多人種国家のため生活水準に大きな差があります)そして彼は日本という国が大好きで、日本のアパレルブランドをよくチェックしたり、日本の食べ物を好んで向こうで手に入るものは、できるだけ日本製をチョイスして食べているそうで、たまに写真が送られてきます。

アイス

「日本では見たことないよー」と送ると、「あんま美味しくなかったわw」と返事が来たり、普段はそんな会話をしています。

そして日本好きの彼はついに私という日本人の彼女をGETしたわけですねwしかし、彼はほぼ全く日本語が話せません。昔、日本のドラマやアニメがマレーシアの民放で放送されていたらしく、それを好んで見ていたため、「タスケテー」や「アッチ、ソッチ、コッチ」や「ドラエモン、ノビタ」などの単語はたまに飛び出しますが、他はほとんど英語、もしくは中国語、現地ではマレー語です。私たちの会話のほとんども英語です。私も中国語の勉強をしたものの、彼の日本語単語レベルとそう変わりません笑

なので直接会ったとき、普段のText、電話での会話、大体が英語でのやり取りになります。今は仕事上もやり取りがあるので、英語でニュアンスを伝えたり、プレゼンの資料を作るのはなかなか大変…wそれでも、言いたいことがしっかり伝わったときは、心のつながりというか、彼の理解力に感謝をする気持ちというか…目に見えないつながりを感じます。


3.コロナウィルスによって…



そんなときに急にこのコロナウィルスによって、全く会える目処が付かなくなってしまいました。今年は、私が起業したこともあり、彼が2回日本に来る予定でした。しかしマレーシアは早い段階でのLockdown、8月31日までだったLockdownも12月31日まで延期となり、マレーシア人の彼は海外渡航の禁止、そして観光ビザでの入国を大幅に制限されている状況です。現在、マレーシアに入国できる外国人は、マレーシアのビザを持っている人(永住、移住、就労)、もしくはマレーシア人の家族(夫や妻)などです。いくら彼女といっても入国はできませんねw

ということで必然的に最低でも今年いっぱいは、彼に会うことはできません。私も起業し毎日仕事をしている中で、海外に行くことができない!というストップは、いい意味で仕事に集中せよ!と言われているようです。

そして、彼もこのタイミングで数年務めた会社を退社、というのも急に退社することになってしまったので不安も大きいようでしたが、珍しく私に電話がかかってきたときが私自身の起業真っただ中だったので、勢いがあり「やっちゃえやっちゃえ!(起業してしまえ!)」と押してしまったこともあり、自分の進むべき道を見つけることができ、今は短期の仕事をしながら、起業に向けて仲間と共に進んでいるようです。

そのような状況を見ると、このコロナウィルスで離ればなれの状態というのはとても寂しいものであり、先が見えない暗闇を歩く気分でありながら、確実に自分自身の人生を歩み、その目的に向けて日々集中できる環境を与えられているように感じます。

コロナウィルスが世界中に猛威をふるい、世界が少しずつ、でも着実に新しい時代へとカタチを変える中、私たちは国際遠距離恋愛という関係を続けながら、双方の国で起業をすることになりました。

それは、人生の目的を恋愛する相手やその人に尽くすため、として本来自分がやりたかったことを諦めたり、そこに対して目をつぶってしまうのではなく、自分自身と深く向き合い、人生の目的を理解し、それを行動に移すことで実行していく、それこそが人生を全うするために必要な時間だと、気が付くことができました。

確実にこのコロナウィルスでの自粛と、彼との国際遠距離恋愛で私は成長することができていると思います。そして私が前進し続ける姿を見ることで、彼もインスピレーションを感じていると言ってくれています。お互いにいい影響を与えあえる、とてもいい関係だと思っています。


4.今後


コロナウィルスの終息はきっと来ないんだと思います。今後また新しいウィルスがどんどん出てきて、人類はダメージを受けながらも着実にウィルスたちと共存する方法を見つけていくでしょう。

そして私たちの再会が許されたとき、その時にはお互いが一人の人間とし人生の目的を明確にして、そこに向かって行動を起こしているときだと思います。
どちらかが迷っている状況では、どうやら再会は許されないようですね。笑
私たちが会ってしまうといい意味でも悪い意味でも周りが見えなくなってしまうので…笑 まずは自分自身と向き合い、人生の目的、心の癖、トラウマなどの心の荷物たちの棚卸をして、目標に向かって進む、そして着実に一つひとつを実現していくこと。それが再会への最短ルートな気がします。

彼は、私と初めて会った日にペナン島の海の見えるホテルのバルコニーでGoogle翻訳の画面を見せてこう言いました。

「結婚を前提に付き合ってくれませんか?」


それから早2年が経とうとしています。あのときはまさかこのような人生になるなんて思ってもいなかった、でも確実に今日に向かって1歩ずつ歩んできた結果の今日があります。そう考えると今私はとても幸せなので、今までの歩んできた選択はGood job!と言えるでしょう。

毎日の積み重ねの今がある、でも

明日死ぬかのように生きろ
永遠に生きるかのように学べ


というガンジーの言葉を心に、これからも、明日死んでも後悔がないくらい、毎日彼に感謝と愛を伝えていこうと思います。もし本当に私が明日死ぬことが分かっていれば、どうなったとしても必ず彼に会いに行くでしょう。


5.(余談)なんで書こうと思ったか


今日、この記事を書いたのは、誰かに私たちの国際遠距離恋愛を知ってほしいわけではなく、自分が彼との関係に少しモヤモヤした感情があったので、気持ちの整理のために文章にしました。

ここまで書く文章では、ものすごくいい彼っぽいですが、彼には何度言ってもよくならない’クセ’があるのです。

連絡を忘れる、大事な報告を忘れる


国際遠距離恋愛にとっては致命的なこの2つです笑
ひどいかったのは引っ越したことを言い忘れる、携帯変えても特に言わない。
人によるでしょうけど…私なら絶対いうんだけどなぁ~と毎回思いますw
そして時より思うのです…「忘れるって…彼には私は必要なのか…。」
そしてモヤモヤするのです。

そして彼に言うのです[I have something to talk you...]
彼[Okay sweetie][Maybe this weekend](絶対分かってない)

Than,[Do you need me? Recently we didn't talk so much...]
[I miss you so much!]

彼[I miss you too][Just few days I was super busy, Because...]
[I'm sorry][I will text you when I am free!]

で、数週間で忘れるのです。この繰り返しなのです。付き合いたては毎日メッセージ来てたのになぁ~それが2日に1回になり、最近は3日空いても結構ヨユーw

いい意味では彼は私との関係に安心しきっているんでしょうね。
まぁいいか!そういう性格なんだよね、忘れちゃうけど私の存在忘れるわけじゃないし、こんないい彼女のこと忘れるわけないよねーーーーーーw

と思って、週末送りになりそうな私の寂しい案件は、今回は解決済みのファイルに黙って移しておこうと思います。笑

6.まとめ


心の整理のために書き始めもうすぐ4000字という超大作になりました笑
彼の話をすればもっともっと書けるけど、まだ仕事もあるので今日はこのくらいにしておきます。今回書いてみて、私の中の彼の存在の大きさと彼の私に対しての気持ちを整理することができました。
次に会えるのがいつになるかは分かりませんが、今お互いにやるべきことをやるべき時間だと思って精一杯取り組みます。
1日でも早く再会ができますように…。

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