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メンタルコーチ目線のオリンピック開会式②メンタルコーチ✖️キャストの感動ランキングpart2

前回、アシスタントキャスト目線感動ランキング、第3位と第2位をお伝えしました。
https://note.com/haruasu/n/nd210e703a9cc

第3位 ピクトグラムの一体感
第2位 MISIAさんの一流の立ち振る舞い

そして、いよいよ第1位の発表です!!



それは!!

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第1位 勇気づけの嵐
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です。


???

って感じですよね。すみません。これ、開会式のテレビ画面からは全く伝わらない話です。ですが、リハーサルを含め今回の開会式に参加して感動しまくっていたのが「勇気づけ」なんです。
オリンピック組織委員会に対してはいろいろな問題がありました。辞任された方も多数。そのことで嫌な思いをされた方も大勢いらっしゃると思います。また、そもそもこの事態の中、オリパラ開催に対して心から反対している方がいるのも承知してます。

一方で、1つのイベントを成功させよう、アスリートの貢献しようと目的を同じにして集まった私たち。その私たちに振り付けをしてくれた平原慎太郎さんは、その業界では超一流の方でした。
https://theorganworks.com/artist/

その超一流たる所以は振り付けのすごさというより、私たちへの関わりから感じました。というのもずっとずっとずっと勇気づけをし続けてくれたからなんです。リハーサル初日の挨拶では
「ここに参加してくれてありがとうございます。」
「参加することを選んでくれたことに感謝します。」

と言葉にして感謝を伝えてくれました。

また、実際にリハーサル中、

・おお!!
・本当に晴らしい!
・いいですねー
・皆さんのレベルが予想以上で驚いてます
・みなさんのポテンシャル、おそろしいなー
・全体が揃って感動です

ずっとずっと承認と勇気づけの声をかけ続けてくれました。中でも、一番印象に残っている言葉があるんです。それは

「楽しみは自分で見つけるものです」

もうガーンってなりました。
アシスタントキャストだし、ボランティアだし、踊りは素人だし・・・
そんな言い訳が全て吹っ飛ぶぐらい強烈な言葉でした。言われたことだけをするのではなく、自分一人一人が開会式そしてオリンピックを作り上げる大事なメンバーなんだ、という意識がぐっと入った瞬間でした。

それは私だけではなく他のアシスタントメンバーも同じだったようで、そこからチームの独自の踊りを相談したりどんな風にやっていこうかという前向きなコミュニケーションがより活発になりました。それはチャレンジに満ち溢れクリエイティビティ(創造性)にあふれた、すごく至福の時間だったんですよ。

そして平原さんは、さらに
「みなさん、もっとできそうだからこれもチャレンジしてみましょうか!」と言って、次々新しい踊りを提案してきました。

もちろん、それはちょっとした踊りの追加なのですが、その提案があるたびにアシスタントキャストのやる気がぐんと上がる感じがしてました。結果として1パターンの振り付けだけだったのが複数の振り付けが行われ、ウェーブまですることになりました。開会式の放送では伝わらなかったと思いますがいろんな踊りしてたんですよ。

承認や勇気づけをし続けられた上でチャレンジを提案し続けられると、何が起きるか。それはチームの一体感とさらなるレベルアップです。

勇気付け + チャレンジ =  チーム一体感 & 成長

なるほど。そんな公式があったのか。我ながら驚きです。

最初はただ集まっただけのアシスタントキャスト。それがリハーサルを重ねるうちにコミュニケーションが増え、単なる集まりからチームへ成長しました。そんな風にチームを育ててくれたのは平原さんの声かけが大きかったと思います。勇気づけのパワーがこれほどまでに人を成長させること、そしてチャレンジがチームを強くしていくのかを強く実感した経験でした。

みなさんがこれまで受けた勇気づけで嬉しかったこと、成長したことを
ぜひ教えてくださいね。

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開会式当日。待ち時間が長いけど、本番前でソワソワ。

画像2開会式当日の空。競技場の上は空が広く広く広がってました。



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