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無理なく「自分を変える」ための「スケーリング・クエスチョン」とは?

誰しも
「こんな自分を変えたい・・・」
と思ったことは
1度や2度あるはず。

思い切って意気込むも
一度に多くを意識しすぎて
すぐにパンクしてしまうという
そんな経験もないだろうか?

人には「ホメオスタシス」というものが存在する。

これにより人は
「常に一定の状態を保つ」
という性質があり、同時に
「急な変化には適応できない」
という側面も持っている。

なので、志高く意気込んだが
すぐに挫折してしまった自分に対して

「自分はダメな人間なんだ・・・」
「自分はやっぱり変われないんだ・・・」

などと、
自身を責める必要は全くない。

ホメオスタシスの性質を考慮すれば
それが自然な「防衛反応」と言えるからだ。

それ故、
「自分を変えたい」と思うのであれば
短期戦ではなく「長期戦」で臨む必要がある。

ここでお薦めできる1つの方法として
「スケーリング・クエスチョン」がある。

これはいわば
「イメージトレーニング」のようなもので
自身を無理なく徐々に変えていくために
有効とされている手法である。

手順は以下の通り。

・今の自分を「0」と想定する
・180度、変わりきれた自分を「10」と想定する
・その上で1~10の各段階で、どのような変化があるかを想像する
  → その時の自分の心境は?
  → 収入、生活リズム、気分などはどう変化しているだろうか?
  → 家族、友人、職場の人。周りはどう思っているだろうか?
  → その段階で徐々に得られるもの、徐々に失うものは何か?

スケーリング・クエスチョン

上記の手法はすなわち
「考えられる事情を事前に予測しておくこと」
という点が肝となっている。

人は「わからないもの」「未知のもの」に
恐怖や警戒心を抱く。
しかし「知っているもの」「経験したこと」であれば
恐怖や警戒心、不安はなくなる。

だからこそ、
前もってイメージトレーニングすることで
「変わっていく自分に対する恐怖」
和らげることができる。

上記のことから
はじめから「180度、変れた自分」を
常に目標にすることなく
「1でも変れた自分」をまずは目標として
小さい変化を起こせるよう取り組んでみよう。

1を積み重ねる毎日であれば
無理なく続けることができ、
そして気づいたころには
はじめた当初の自分より
「10」「10以上」に変わり切った
新しい自分になれていることだろう。


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