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よそ行きムイビエン

「よそ行きムイビエン」

2023年1月21日
新日本プロレス横浜アリーナ大会

ムイビエンは団体対抗戦のシングルマッチに挑みました。
惜敗でしたが、自身の評価を大きく上げる結果となりました。

自身のブログでは「よそ行き」でないいつものムイビエンで勝負したことを力説していましたが、じっくり観るといつもの技を使いながら初見の観客に伝わる試合、自身の評価を上げる試合を「よそ行き」で組み立ていたのに気が付きます。
ムイビエンのしたたかな計算が見えた試合でした!

では、いつもと同じ技を使いながら、なにが「よそ行き」だったのでしょう?

よそ行きポイント①
「攻め続ける」
ムイビエンのNOAHでの試合スタイルは、受けて受けて、最後にムイビエンというのが常套です。それを相手の反撃を、あくまでいつもの技だけで封印して攻撃し続けています。
受けのスタイルは、初見のファンには弱く見えてしまう可能性を含んでいますが、それを防ぐためにあえて「よそ行き」の攻めのスタイルで試合を組み立てています。

よそ行きポイント②
「大技ラッシュ」
ムイビエンの真骨頂はムイビエンに至るまでの、緻密な腰攻めにあります。
今回はそれらも含めて、大会場で見栄えのする大技を連発しています。
「トレスフルール」「ケブラドーラフロウジョン」「足掛け式ムイビエン(未遂)」「ムイビエン」
これで、最後に「フィンランド式フォアアーム」が炸裂してたら完璧でした。
大技を出し続けて、対戦相手よりも優位な立場を初見のファンにアピールし続けるのに成功しています。

よそ行きポイント③
「ムイビエン」
ムイビエンはムイビエンの説得力を増す為に、ムイビエンを極める前に必ず腰への攻撃を挟みます。
でも今回はケブラドーラフロウジョンから、腰攻めを挟まずにスグにムイビエンに移行しています!
技の説得力よりも、大技を連発することによる会場の盛り上がりの維持継続を優先したのです!

試合の最中にここまで場を読めるのはムイビエンとしか言いようがありません!

ファンもマスコミもムイビエンの手のひらの上だったのです!

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