見出し画像

ムイビエンは本当にムイビエン

2022年8月28日
プロレスリングNOAHカルッツかわさき大会が開催されました。

今年のカルッツかわさき大会は『N-1 VICTORY』とういう同団体のヘビー級シングルリーグ戦の最終戦とうこともあり、開始前から異様な盛り上がりも見せた大会でした。
シングルリーグ戦の最終戦で他に豪華カードが並ぶ大会で、ムイビエンの試合はセミファイナル前の第8試合6人タッグ戦に組まれました。

ここでムイビエンは信じられないくらいムイビエンはムーブを披露します。
これ、本当にスゴイです。

直前の第7試合でアクシデントが起こり、会場はそれまで盛り上がりが嘘のようにザワついた落ち着かない、試合に集中できない雰囲気になってしまいました。
そこでムイビエンはあえて先発を買って出ます。
対戦相手には超絶ハイフライヤーのドラゴン・ベイン選手が出てくるようにさらっと誘導します。
ここからが見どころです!
お互い手の内をさぐるような静かな動きから、急にハイスピードでリングを縦横無尽に動きまわり、会場を一挙にヒートアップさせます。
緩急という言葉では表せないくらいの静から動への動きで、一瞬にして会場のボルテージをマックスまで引き上げてしまいました!
これぞムイビエン!
対戦相手も観客も序盤のわずか1分45秒の攻防で、前の試合の余韻をかき消してしまいました!

そしてこの1分45秒のドラゴン・ベイン選手との攻防には、もう一つムイビエンが隠されています。
プロレスリングNOAHに参戦してる選手で、この動きができるのはムイビエンだけです!
解説します。
通常は下図①のように、リングに寝てる相手には相手とクロスするようにロープに走ります。

ところがセオリーにとらわれない自由な動きをするドラゴン・ベイン選手は②の方向に向かってロープワークをはじめました。
これが並みの選手ならば、この動きに対応できすに以降の攻防がちぐはぐになってしまいます。
ところが、ムイビエンはなんの違和感も感じさせることなくハイスピードな攻防を紡いでいきます。
これってめちゃめちゃスゴイです!

皆さんもちょっと視点を変えてプロレスを見てみてください。
めちゃくちゃ面白いですから!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?