見出し画像

不登校問題はみんなで考えるべきこと

突然ですが、小学校のときや学生時代、不登校のお友達はいましたか?
先日、とある打ち合わせの中でぽつりとでた一言に、とても衝撃を受けたので、一緒にぜひ考えて欲しいので綴ります。

「今なんて、クラスに5人が不登校なんですよ。」

わたしは、正直、耳を疑ったし、信じがたい現実だった。ざっと計算すると、1学年に4クラスあったとすると、1学年で20人。小学校の場合、6年間あるので、学校で不登校の児童が120人いることになる。

私の周りでも母や父となる友人が増え、既に子育てを始めて5年、10年以上の知人や友人も多くいる。子育て世代となる我々の年代は、職場だけでなく、プライベートや社会のプレッシャーや期待からも追い込まれてしまって、苦しい想いをし、鬱になってしまったりパニックになる人も多い中、自分の子供たちもそのような状況になってしまったらとてもじゃないが、気が気じゃないのではないかと思う。

いまや2人に1人が50歳以上と言われる日本社会において、おとなが生きづらい世の中と感じているならば、子ども世代にもその感情や安心と幸せを感じるよりも、不安や居心地の悪さを感じたり、その影響が及んでいることを実感した。


ー 不登校になるときのこと
理由はいたって小さなことから生まれるのだとか。

・準備はしてるんだけど、出発というときに玄関で気持ちが悪くなる
・週末は元気に家族で外に出かけるんだけど、平日になると朝起きれない

これらは紛れもなくわかりやすい拒否反応であって、正直そこに至るまでの原因と傾向があったと思う。それに気付けるか、そこに対して対処をし、改善・克服ができるかがポイントだと考える。

ー 本人が弱いのか?
きっと必ず問われるのが、それって、「本人が弱いからなのでは?」ということ。それは、昔、食べるものも無い戦争の時代に比べて、生きることに対する必死さは明らかに異なると思う。だからこそ、人の弱さが如実に表れるようになったのかもしれないが、これは、別に人が弱くなったのではなく、考えたり、神経を使う部分が変化したのだということ。そして、社会が求めることも変わり、そして社会の仕組みもそれによって変わるべきなのに、変わっていなかったりするというミスマッチも起きている。わたしは、不登校や引きこもりは、社会の責任だと、考える。

ーでは、どうやって向き合っていくべきか?
現在巷でも引きこもりからの事件が連発しているが、一概に無理やり彼らを引き釣り出してきて、無理やり強いることをすべきかというと、それも違う。

じゃあどうすればいいのだ?

不甲斐ないが、まずはひとりひとりがこれは社会全体の問題であり、改善と対策をしていくべき課題であると認知する必要があると考える。つまり、放置しないということ。

できることをみんなでやっていくことが必要で、そうでないと解決することも難しい世の中である。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?