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Xデザイン学校ベーシック#2 リフレクション

今回のテーマはエスノグラフィ/行動観察。

参与観察

参与観察の例が実体験で何かないかな…と考えてみたところ、カフェでアルバイトしていたときのことが思い浮かびました。

大学生の頃、某カフェチェーンでアルバイトをしていてオープンからお昼までシフトに入っていたのですが、この時間帯はほとんど注文がブレンドコーヒーでした。

POSデータで定量分析すると、おそらく朝はブレンドコーヒーがよく出て客層は男性が多めという分析になると思います。間違いのないデータだけど、仮説は色々考えられて、確かに事実と背景の一致が難しいなと思いました。普通にデータだけ出されて考えたら、朝ブレンドコーヒーがよく出るのは仕事前にサラリーマンが目覚めのために注文するとか仮説を出しそうです。ただ、現場を観察すると全然違うことが見えてきます。

バイト先のカフェは3階立てで3階が全て喫煙席だったのですが、毎朝くる常連の方は大体タバコを吸いにきていてコーヒーは残している人がほとんどで、セルフの水をよく飲んでいました。

見るべきコホートが男女ではなく、喫煙者だというのは毎日行動を見ていればシンプルですが、そのコホートの見極めは現場から離れた場所でデータを見ているだけでは難しいだろうなと思いました。(浅野先生だったらその人に話しかけてそう)

…と昔ばなしでしたが、実は参与観察って時間もハードルもあってサービス作りのリサーチとしては工数かかりすぎじゃない?と思っていたのですが、実例から考えると確かに有用かもと腑に落ちました。

日頃インタビューをしていると解像度が上がりきらず仮説を考えてしまうことを考えると、一度がっつり現場に入って自分が体験すれば解像度上がって決定的な行動みたいなものに行き着くの逆に早そうかも。

そういえば先日イベントでたまたまアメリカのリサーチャーの方と話したら、2年くらい調査対象の現地に通い続けて最初は心開いてもらえなかったけど根気強く通い続けて半年くらいかけてラポール形成してリサーチしているという話を聞いて、まさに参与観察取り入れてる人いた…!

PDU

今回のワークショップはPDU(platformer、developer、user)に当てはまるビジネスを分析してみようでした。前回の反省で自分ごとで考えようを意識しすぎたあまり、熱を込めてnoteを例に考えてしまいました。収益化してる人いるしデベロッパーでもいけるかと思って選んだのですが、PDUではなくない?と指摘されて、自分で考えてる時にも収益化してる人いるけど一部だしそれがビジネスとしは成立ポイントではないかな…と迷ったもののそのまま進めてしまったので、次回は選定するときにフレームとの一致をちゃんと考えようと思います。

自分のチームや全体発表を聞いて、うまくいっているサービスはデベロッパーを介していてもプラットフォーマーのビジョンがしっかりとユーザーの価値に体現されているなと思いました。ビジョンだけ聞くとふわっとして聞こえても、具体の提供されているものと届けられている価値まできた時にビジョンが体現できているというのは、デベロッパーエクスペリエンスが高いから?こそ伝達されていて一貫性があることでサービスが成功されているのかと思いました。ビジョンやパーパスについて偉い人って決めたがるな…というのが事業成功に直結する想像以上に大事なものなんだなと感じました。

授業後にいろんな企業のビジョン・パーパスをたくさん調べてみてみるといいよ、単一サービスと複数サービス分けて、というアドバイスをもらったのでこれもやってみようと思います!


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