【映画感想】ナイブズ・アウト〜カタカナだと何のことだか全然分からない邦題の罠〜
映画ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密
(原題:Knives out)
を観ました。
個人的には好きなタイプの映画でした。
面白かったです。
率直な感想を書いていくので、割とネタバレもします。
⚠️まだ観ていない人はご注意下さい⚠️
……という感じだったので、普通に殺人事件を解決するタイプのミステリーだと思って鑑賞。
遺産をめぐって2、3人死ぬかと思っていたんですが、違いました。
スロンビー家の人々は仲が良くない笑
ハーラン氏から長女への手紙の仕掛けがgood
クリス・エヴァンスの顔がいい
以上の点に絞って感想を書きます!
まず、スロンビー家の人々は仲が良くないです笑
私個人の見解ですが、特にハーラン氏の次男ウォルトと長女の夫リチャード。
まあ、お金持ちの家族が出てくる映画は大体そんな感じですよね笑
リチャードなんて回想シーンで、ウォルトとハーラン氏が揉めている姿を酒の肴にしています笑
長女夫婦の息子ランサム(クリス・エヴァンス)が登場して、更に激しい言い合いになります。
醜い争いに思わず笑ってしまうのは、私だけではないはずです笑
その後、ハーラン氏の遺言書により、マルタ(ハーラン氏の看護師兼友人だった若い女性)に、彼の全財産が譲渡されると分かると、パニック同然で大騒ぎです。
「家族同然」と言っていたマルタに罵詈雑言を浴びせ、絵に描いたような手のひら返しを披露します笑
お互い罵り合ったり、「家族同然」だったマルタに対して暴言を吐いたり、遺産相続のことで取り乱したり、この辺りがナイブズ・アウトなポイントだと感じました。
ナイブズ(Knives)はナイフの複数形です(知らなかったので調べた)。
直訳すると文字通り、“ナイフが出ている”ということなので、私は“剥き出しの刃”=“攻撃的な本音や態度”と解釈しました!
次に、物語の本筋からちょっと外れますが、ハーラン氏から長女リンダへの最後の手紙について書いていきます。
実はリンダの夫であるリチャードは、不倫をしています。そして、それがハーラン氏にバレて問い詰められていました。
ハーラン氏は「自分で(不倫のことを)言え。言わないのなら、私が伝える」とリチャードに迫ります。
その手にはリンダ宛の手紙が握られています。
ハーラン氏が亡くなったため、リチャードはこっそり手紙を見つけ出して開封。
中には何も書かれていない便箋が入っていました。
すっかり油断したリチャードは、「クソじじい」と悪態をつきながら手紙を放置してしまいます。
そして終盤、リンダがこの手紙を見つけます。彼女は同じ便箋の手紙をたくさん持っているので、すぐに父から自分に宛てた特別な物だと気が付きます。
つまり、リンダだけが読める手紙だったんですね。
さすがは世界的ミステリー作家。
(仕掛けそのものはベタ中のベタ笑)
秘密を墓まで持って行けると思ったのに、結局バレてしまって、きっとリンダに一発食らったのであろうリチャードの顔が、なんとも情けなかったです笑
反省して下さい笑
そして、なんと言ってもクリス・エヴァンスの顔がいいです!
彼が出ているから、この映画を観たと言っても過言ではないくらい好みのお顔です笑
(推しではない)
MARVELシリーズではキャプテン・アメリカ役だった彼は、今回はハーラン氏の孫、絵に描いたお坊ちゃん役で登場します。
YouTubeなどで予告を観た方ならご存知かもしれませんが、子供みたいな顔で悪口を言って楽しそうにしているシーンもあります。クソガキの顔です笑
あの頃のキャップはどこへ……
しかし、一周回ってそれが可愛く見えるのです笑
ガタイがいいクリス・エヴァンスがふわふわしたセーターを着ているのも可愛いし、あからさまに「金持ちです」みたいなサングラスも可愛く見えてきます笑
結論、「なんか可愛い」
俳優さんは凄いですね。同じ顔なのに、別の人格を演じると、本当に別人に見えるんですよ。
同じ顔なのに(大事なことなので2回言った)。
マルタが全財産を相続する展開や、手紙の仕掛けなど、ありがちな部分もありましたが、テンポが良く飽きずに鑑賞できました!
クライマックスでの伏線回収も鮮やかでした。
はじめての映画感想。好きに書くだけでも、思ったより大変でした。
これを読んだあなたが、この映画に興味を持ったり、私の意見(クリス・エヴァンスの事しか語ってなくない?)に共感してくれたりしたら嬉しいです!
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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