最近傷ついた話

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※これは2021年6月に書いた文章に加筆し、投稿したものです※
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こんな小さなことに傷ついている自分が嫌になる。もともと繊細で傷つきやすい性格ではあるのだけれど。

ここ数年、誰かとこんなにも真剣に関わったことがなかった。だから忘れていたけれど、そうそう、友人関係において、自分ってすこぶるめんどくさくて、粘土質な人間だったと思い出す。

26歳にもなったから、さすがに自分も変わったかな、と思っていたけれど、どうやらそれは自分の思い違いだったみたい。

私は単にその感情を忘れていただけで（人との関わりがなさすぎて）、もうそんな気持ちになることなんてないと思っていたけれど、どうだろう最近の私は。

人ひとりに心をすごくかき乱されている。この感覚、久しぶりだ。

私が中学生、高校生、大学生の時に味わったことのあるこの感情。

いわゆる独占欲で、自分の気持ちを相手に汲み取ってほしい、相手に気持ちを理解してほしい、そして相手も自分と同じくらい自分のことを思いやってほしいという気持ち。

この感情は、過去を懐かしく思えるような、そんな生やさしいものではなく、モヤモヤ、イライラ、ギスギス…。塔底気持ちのいいとは思えない黒い感情たちだから、本当ならずっと忘れていたかったし、感じない方がいい感情なんじゃないかと私は思う。

なのに、私の気持ちはコントロール出来ずに荒れっぱなし。もう、こんな自分が本当にいやだ、と思う。

今回も、自分ひとりだけがそんな感情になっていて、相手は気にも止めていない。その感じが私を傷つける。

そして私の傷ついた心を修復しようという素振りすら見せない相手を見て、さらに傷つき、落胆する。

本当に面倒臭い人間なんです、私って。

これらの感情を自分の内にしまっておけるならまだマシ。全然マシ。

私のさらに悪いところは、この私の感情を相手にわからせようと、伝えてしまうところ。しかも、うまく相手に伝わらなかったら（大抵理解されない）、もうやけくそになって、本当は好きでいたい相手のはずなのに、自分から突き放してしまう。

だから、こんなふうに心を掻き乱してくる人とは一緒にいない方が、自分にとっても相手にとってもいいんだろうと思う。

だけど私の場合、相手との仲が深まれば深まるほど、必然的に上記のような感情を抱きやすくなってしまう。

自分の実体験からそれに気がついた私は、軽く絶望したのを覚えている。だって、この黒い感情を味わいたくなかったら、全ての人と表面上で付き合うことになるから。

表面上だけいい顔して、自分の黒い部分、そして相手の黒い部分を見なければ、心は平穏でいられる。

深く関わらないから、相手への期待もない。そうして表面だけの付き合いを一生していればいい。

でも、そんなの楽しくないのが見え透いてて、だから、私は絶望したの。

ありがたいのは、中にはこんな私の特性を知りつつ、ずっと私の友達でいてくれている友人がいること。片手で数えて指が余るくらいしかいないけれど、そんな友人がいてくれることは本当にありがたい。

今私の心を掻き乱しているその人に、自分の感情を伝えようか迷っている。

伝わらない気がするし、もし伝わらなかったらその後の空気が悪くなるのが予想できるし、今までの思い出が全部嘘だったんじゃないかって私だけ悲しくなるのが目に見えている。

そんなことだったらもう、いっそのこと何事もなかったかのように振る舞い、そっと離れていく方がいいんだろうか。

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当時の私の文章はここで終わっていました。
この当時この感情を抱いてしまった子とは実は今もつながっていて、ときどき話もできる中に落ち着きました。

なぜ私はだれか特定の人にこうして執着してしまうことがあるのか、原因がいまいちわかりません。
でもこの私の抱える感情は、どこかできちんと根本的に解決しない限り、何度も私の人生に起こることのような気がしています。

こんな風に自分を追い詰めてしまったり、自分から人との縁を切ることは悲しいことなので、できれば避けたい。
そのためには根本解決が必要。
根本解決のためには、今後また私の人生で同じような問題が立ちはだかったときに、そこから目を背けずに立ち向かう必要があるでしょう。

どうかどうか、問題から目をそむけずに立ち向かうだけの勇気を持った自分であれ！
（と、逃げ癖の強い現在の自分から未来の自分へエールを送る）

執筆日：2021/06/08
加筆日：2023/04/01
はる