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我が家にピアノがやってきた

なんだか、あれよあれよといううちに、我が家にピアノがやってきました。リビングにピアノがある光景など、ついこの間まで1ミリも想像していなかったのに。

オットはだいぶ前から、完全にリタイアしたら鍵盤楽器をやりたいと言っていたのですが、それに対して私は「へぇ、そうなんだ、いいんじゃない」という感じで、なんというかその頃は現実味の薄い話、という感じでした。

ところが、ここ数ヶ月かな、私の中に「ピアノを弾きたい」という気持ちがムクムクと湧き上がり、抑えられなくなってきたのです。

ヴァイオリンを辞めてからもう十数年が経ち、「何か楽器を弾きたいな」という気持ちはどこかにずっと持ってはいたのですが、、自分でもびっくりするくらい、もう理屈抜きで「ピアノが弾きたい」と。

なんでかな、、と分析してみると、とにかく楽器を何かやりたいというのはいつも頭の隅にはあって、でも新しい楽器を始めるのはハードルが高いので、中学生までやっていたピアノを(今度は)楽しみながら弾いてみたい、という思いはありました。でも予算や置き場所を考えると今一つ前に進めなかったのも確か。あとは、姉がピアノで音大を出ていて、ここ数年上京するときに泊まるホテルの最寄駅に「駅ピアノ」が置いてあるので、姉にリクエストしたら、ショパンとかベートーベンの曲を弾いてくれて、その「生の」ピアノの音に触発されたということも大きいかもしれません。

で、オットとご飯を食べている時に「なんか最近、ピアノ弾きたいなーって思い始めてて」と話したら、前々からそう思っていたオットは一も二もなくのってきて、数日後にはピアノを見に行く、という速い展開に!

もちろん予算上、アップライトではなく、電子ピアノです。
実は私は、電子ピアノを甘く見ていました。
所詮、アップライトには遠く及ばないであろうと。
でもそこは仕方がないと言い聞かせていました。
しかししかし、今の電子ピアノはすごいのですね!

最初に二人の興味を引いたのは、カシオとベヒシュタイン(ドイツのピアノメーカー)の共同開発による電子ピアノ。鍵盤タッチが明らかに他のものとは違いました。もちろん価格も他のものとは違うのですが、しかし一度そのタッチを知ってしまったら、、、(くぅー悩ましい)。

とはいえすぐに飛びつくことはしません(充分な大人なので、笑)。
ひとまず候補の一つに。

その後もいろいろ吟味するうち、ヤマハにもいいものがあるらしいことを知ったオットは、一人で見に行って試弾してきました。こちらはヤマハのグランドピアノの音とベーゼンドルファー社のコンサートグランドピアノの音が出るとのことで、私も数日後試弾してきました。音や鍵盤タッチは申し分のないものでした!

オットは全体のフォルムがよりコンパクトなところが気に入ったと言っていて、私もそれには同意し、改めて寸法などから置く場所も決めて、いよいよ注文。

そしてその二週間後、とうとう我が家にピアノがやってきました。

さて、二人は何を練習し始めたのか、、それはまた次回。

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