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勇気づけられた詩〜武者小路実篤「進め、進め」と「進め進め」〜

2024/1/8
武者小路実篤さんの
「進め、進め」と「進め進め」
という詩に出会う

猫ちゃんが旅立ってから2週間の日
心の整理ができない
とはいえ、日常が押し寄せてくる
そんな中で出会った詩

〜 以下、引用です 〜

『武者小路実篤詩集』新潮文庫 より
「進め、進め」

自分達は後悔なんてしていられない
したいことが多すぎる
進め、進め。

麦ができそこなった!それもいゝだろう
あとの為になる
進め、進め。

家が焼けた!それもいゝだろう
新しい家がたつ
進め、進め

人がぬけました 仕方がない
更にいゝ人が入るだろう
進め、進め。

何をしたらいゝのかわからない
しなければならないことを
片っぱしからしろ、忠実に
進め、進め。

こんな歩き方でもいゝのか。いゝのだ
一歩でも一寸でも、信じる道を
進め、進め。

神がよしと見た道は
まちがいのない道だ
進め、進め。

兄弟姉妹の幸福を祈って
進め、進め。

つい足を滑らした、かまわない
過ちを再びするな
進め、進め。

後悔なんかしていられない
したいことが多すぎる
進め、進め。


『幸福な人生 心の道しるべ』翠書房 より
「進め進め」

進め、進め
すんだことは仕方がない

後悔は先に立たない
なるべく後悔するようなことはするな

しかし、したらしたで仕方がないから
くよくよ思わずに
進め、進め

したいことは多すぎる
何でもいいからしたいと思うことを
片っぱしからしろ

そしていやになったらやめて
天と同化したような気持ちになって
仰向けにねながら空でも見るがいい

そしてつかれが休まったら
また起き上がって
進め、進め

〜 引用、ここまで 〜

心地よいリズムに背中を押される
「一歩でも一寸でも信じる道を進め進め」
こんな歩き方で、いいのか?いいのだ!!

「いやになったらやめて
仰向けになって空でも見るがよい
そしてつかれが休まったら
また起き上がって 進め進め」

そうそう時に休みながら、
ゆっくり、じっくり、どっしり
体の動き方、言葉の発し方、笑顔の傾け方
穏やかにあるために、あえて、
ゆっくり、じっくり、どっしり
そして、進め進め


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