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ピティナ特級公式レポート6〜三次予選リハーサル

二次予選から一夜明け、皆さまどうお過ごしでしょうか。早くも明日からは三次予選が始まり、二次予選を通過した10名の方が演奏されます。

三次予選の課題ですが、「ファイナルで演奏するピアノ協奏曲から一部分を、ピアノ伴奏で演奏する」となっています。つまり、一次、二次のようにソロではなく、伴奏者の方と共に音楽を作っていくということ。本日は、そんな2台ピアノの本番に向けたリハーサル現場にお邪魔してきました。

↓このような順番でリハーサルは進んでいきます。私は東音ホールで行われた、恩田佳奈先生による伴奏のリハーサルを見学しました。


東音ホールでのトップバッターは森永冬香さん。チャイコフスキーの協奏曲1番から第1楽章を演奏されます。

終始和やかだった森永さんのリハーサル。恩田先生とのリハーサルを終えたあと、「ソロより心強い。空気があったかい」とおっしゃっていたのが印象的でした。


続いて鶴原壮一郎さん。

鶴原さんはラヴェルのピアノ協奏曲から1楽章と3楽章を演奏されます。心地の良いテンポや、出だしの合図など、本番を想定しながら要所を確認しておられました。鶴原さんと恩田先生が作り上げるラヴェル、今からとても楽しみです。



午前中ラストは今井梨緒さん。

ショパンのピアノ協奏曲第2番から第1楽章を演奏されます。どうまとめたいか、どう歌いたいかを恩田先生と確認しておられた今井さん。リハーサル終了後には「弾いていて気持ちよかった」と笑顔が見えました。

皆さん、明日の舞台で最高の音楽を作るため、どう歌うか、どんなテンポで進めるかなど、恩田先生と綿密にコミュニケーションを取られていました。
恩田先生は、2006年の特級で銀賞を受賞された先生。かつて出場したコンクールでコンチェルトの伴奏をするという、バトンを渡すような素敵なお話も聞けました。明日の演奏がますます楽しみになりますね。

三次予選に出場される方のプロフィールや演奏順はこちらから↓

(画像提供:ピティナ)


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