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夜行列車復活案02 「サンライズひだ・南紀」

目的

 前回、上記のような記事を投稿したところ、思わぬ反響があった。そこで今回は、JR東海のエリアを主体とする寝台特急を設定し、首都圏と飛騨・東紀州・南紀の各エリアを連絡することを図りたい。

路線図

時刻表

下り

東京010→横浜035→小田原110→豊橋510→刈谷540→名古屋600→桑名625→四日市640→鈴鹿650→津705→松阪720→多気730→三瀬谷755→紀伊長島825→尾鷲850→熊野市920→新宮940

名古屋600/605→岐阜620→美濃太田640→下呂730→高山815→飛騨古川835→猪谷910→越中八尾930→速星940→富山950

上り

新宮2010→熊野市2030→尾鷲2100→紀伊長島2125→三瀬谷2145→多気2210→松阪2225→津2240→鈴鹿2255→四日市2305→桑名2320→名古屋2350/2355→刈谷020→豊橋055→熱海430→横浜530→東京550

富山2000→速星2010→越中八尾2020→猪谷2040→飛騨古川2115→高山2135→下呂2220→美濃太田2310→岐阜2330→名古屋2345/2355

効果

飛騨高山方面

現状、東京〜飛騨高山は、特急と新幹線を乗り継いでも4時間かかり、高速バスに至っては松本経由の最短距離にも関わらず6時間を要する。このため、始発で東京を出ても高山に着くのは10時を回る。高山から東京へ向かう場合は11時前になる。終電も、両方向ともに18時半頃である。

この事情を改善することができるのが「サンライズひだ」である。上りは21時半、下りは0時となり、8時間後には目的地に到着できる。この時間設定は、名古屋周辺〜飛騨高山・富山の始発・終電としても機能する。

さらに、別途時間調整は必要になるが、もし美濃太田で長良川鉄道と連絡するならば、郡上八幡にも8時ごろに到着でき、こちらの観光にも適する。

新宮方面

飛騨方面よりさらに深刻なのが南紀方面である。どうあがいても、東京からの所要時間は5時間オーバー、しかも高速バスも夜行便が1便あるのみで、飛行機もない。現状、新宮から東京へ始発で行った場合、東京着は11時半で、逆方向もそうである。終電は下りが18時、上りに至っては17時半である。

この状況を打開するのが「サンライズ南紀」の設定である。南紀地方に朝8~9時に到着し、伊勢市方面も多気で乗り換えて8時に到着できる。こういった事情から、三重県内の観光におけるJR東海のプレゼンスが向上するとともに、観光客は日中の時間帯を有効に活用できる。時刻設定上、名古屋からの始発としても機能するのも大きい。

車両

「サンライズ出雲・瀬戸」をベースにした気動車3両編成を2本併結し、6両での運転とする。各車両の設備は次の通り。

・ノビノビ座席:1両
・シングル:2両

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