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人生は壮大な暇つぶし

人生は約100年間の、壮大な暇つぶしだ。今日までの約23年間、暇を潰し続けてきて、ふと思った。そして終わりは予告もなく、突然のようにやって来る。しかし暇つぶしであるがゆえ、始まりも終わりもないように思える。

どうせ死ぬのなら、人生を真っ赤なバラで飾りたい。モノトーンではなく、煌びやかな色彩で。背伸びして、胸張って、可能性の海に飛び込んで。何度もずっ転んで、擦りむいて、その傷を、痛みを、思い出を、死ぬ瀬戸際で、走馬灯のようにじっくり懐かしみたい。それが人生をバラで飾るということ。贅沢の正体。

こんな、触れたら壊れてしまいそうな散文も、書き留めておくことで、暇つぶしの道草で、また思い出すのかもしれない。言葉にできない感覚も、無理やり言葉にすることで、言葉になれない言葉たちが生まれる。そんな最高の贅沢で、今日も暇を潰してく。

あと、ようやく春になった。

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