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質素という贅沢

小さな家を買って、住みたい。できれば一括で。必要最小限のモノだけ揃えて。自給自足に近い暮らしで。ノンストレスで。畑なんか耕して。季節を意識して。食に彩りを加えて。質素という贅沢をして。

そんな妄想を膨らませて思うのは、今の暮らしがいかに、ストレスに満ち溢れているのだろう、という見解について。そして消費することこそが、生活の質を高めるという、資本主義と惰性が生んだ、幻想ついて。

とはいえ、家は欲しい。ちょっとした庭もあれば、なおいい。趣味が油絵の彼女のために、アトリエがあれば、もっといい。結局は、資本主義に呑まれながら、生活を好きなもので埋めていく。そんな贅沢が、できたならいい。

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