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我が家の日常④ー24時間テレビのドラマの影響ー

こんにちは。

毎週土曜日、はるくんにはルーティンがあります。(平日も『特別支援学校→放課後等デイ』のルーティンがありますが)

土曜日は、
10時ごろ しゅんくんの児童発達支援に到着(母子分離なので事業所に預けます。はるくんは車内でiPadを見てます)

いつも停めている駐車場に車を停める

コンビニでコーラを買って飲む
お菓子屋さんでお菓子を買う

11時 放課後等デイに行く
11時45分終了
しゅんくんもピックアップして家路に着く

こんな感じなのですが、今日はパニックデイでした…
最近、学校でもものを買う学習が行われていたり、放課後等デイでも購買体験や工場見学した際に持たせたお小遣いで自分で(職員さんに手伝ってもらいながら)好きなものを買う体験をさせてもらっています。

なので、今日はお菓子屋さんに行く時に数を指定して、『5個までなら買えるよ』と言葉で提示しました。(視覚提示がなかったのはダメですが…)

お菓子屋さんに入ったはるまはものすごい勢いでお菓子を掴み、すぐに5個を超えて6個取っていました。
なので、『もう5個以上持ってるからおしまいだよ』と伝えました。

ダメだよと伝えられたはるまはパニックに陥りました。暴れて、逃走を図ります。
1人で突然凄い勢いで逃走されると、私は足が速くないので追いつきません。外に出て車に轢かれたり誰かにぶつかっては大変です。
言葉で静止できないのはわかってますが、『だめー!』と叫んでしまいます。(さけんでも何も変わらないし、周りがびっくりするだけなのに、ママもパニックになってしまうのはいけないのですが…)

今回は出口付近でなんとか捕まえることができました。店員さんは『どうしました?』と声をかけてくださりました。
私は咄嗟に『すみません、自閉症なんです』
と答えました。

お菓子を選んでいた駄菓子屋コーナーに戻ると、落ちてしまったものを元の位置に戻して、会計に向かおうとしましたが、またはるくんはそこでも暴れてしまいます。

すると、若い女性の店員さんが
『どうしました?』と声をかけてくださりました。
私『すみません、この子自閉症なんです』
店員さん『わかります。』『会計するもの先に持っていきましょうか?』
私『…あ、お願いします』
と、持っていってくださり、
店員さん『〇〇円です。』
と金額を教えてくれました。

その場でお金を渡し、レジへいき会計を済ませます。
店員さん『ありがとうございました😊』
私『ありがとうございました』
といい、外に出ました。

『子供が自閉症だから』と『自閉症』という言葉を免罪符に使うのは良くないと思っていますが、自閉症の子育ては難しいことばかりです。

ただ、この中でふと、私は疑問に思いました。
なぜ若い女性の店員さんは『わかります』と言ってくださったのか。

偏見かもしれませんが、対応してくださった方は『若い女性』でした。お子さんをお持ちのようには見受けられませんでした。
(もしかしたら周りに同じ『自閉症』の方がいるのかもしれませんが)

あと考えられる可能性となると、
先週24時間テレビでやっていた『虹色のチョーク 知的障がい者と歩んだ町工場のキセキ』というドラマを見ていたのかもしれない…ということでしょうか。

もしそうなのであれば、嬉しいなと思います。
やはり、まだまだ『自閉症』に対して偏見や見る目が厳しかったりします。(得体の知れない物に触る感覚…でしょうか…そんな目で見られることはあります)
しかし、この方は『わかります』と一言言ってくださいました。
それだけでも少し救われた感覚になるのです。

あのドラマを見てる限り、知的障がいや自閉症の全てが描かれているわけではないかもしれません。本人の葛藤、それを支援する人の葛藤などたくさんあります。人の数だけその葛藤は生まれます。(障がいがなくても葛藤はたくさんあるとは思いますが)


けれども、あのドラマが少しでも、知的障がいや自閉症というものを知るきっかけとなり、世間の見る目がかわっていけば、見た目ではわかりづらい障がいのある方やその家族も少しはいきやすくなるのかなと思います。

私は、そう言った点で今年の24時間テレビのドラマは、自閉症のある人を抱えた家族にとって、意味のあるドラマだったと思います。この題材を選んでいただいて、とてもありがたいなと感じました。

長文になりすみません。

お読みいただき、ありがとうございました😊

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