栄養教諭の実習

大学生活中に、私のいた栄養科では合計3回の臨地実習がありました。それとは別に、栄養教諭になるための実習があり、これは教育実習と同じです。

栄養教諭は前からあったものではないので、実習の時、この存在を周りに知らない人も結構いました。

学校に先生という立場で行くのは不思議な感じもして、なんとなく落ち着かなくて緊張してしまいました…

栄養教諭として1限の授業も行いました。この1回の授業のための準備はとても大変で、改めて先生ってすごいなと思いました。初めて教壇で話をして、生徒達が自分の話を真剣に聞いてくれたのは本当に嬉しかったです。

他にもホームルームや給食、放課後の部活に参加したり、他の先生方の授業を見学したりと、とても貴重な経験ができました。

部活動では、思春期ならではの友達付き合いで少し悩んでいるような子もいて、先生でも生徒でもない私にできる事かもしれないと思い、その子とおしゃべりをしたりしました。思春期を経験してきた自分の目線で、少しでも役に立てられたらいいなと思いました。

栄養教諭はそういった学校の事もですが、給食管理の業務もあり、食材の業者選びの会議にも参加したりしました。

いよいよ最後の日になり、先生という立場なので、生徒達の見本にならないといけないし、何か伝える事はできたのかなと不安になりました。

そんな時に指導してくれた先生が、まだ栄養教諭の事をよく知らない人も多いから、この実習で少しでも知ってもらえたと思うからよかったと言ってくれて、その言葉に私はホッとしました(^^)

この実習で少しでも誰かの役に立てた事はよかったです。そして振り返ってみて、授業を聞いた生徒が少しでも何か考えるきっかけになってるかもしれないと。

最後に放送で挨拶をして教室に帰ると、温かい拍手で迎えてもらったのがとても印象に残っています。短い期間でしたが、生徒達には素敵な寄せ書きをもらったりして、本当にやってよかったなと思いました!

今私は栄養教諭として働いていませんが、ここで学んだ事はその後活かされています。


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