少女と名付けた-2-

久々に会った。

「誰か私のコーヒー飲んだ?」

ほんの10分前のこと。いって戻ってきたらコーヒーが飲み干されていたことに対しての言葉だった。

家族に食事に気をつけるようにと言われたようだった。小麦、トランス脂肪酸、食品添加物は避けるように言われてポツリ。

「美味しいと思っとれば何食べてもいい気がするけど」

…私もそれと同意見。「体にいい!」「〇〇食べればアレコレ!」と言って食べるもの。「この人たちと食べることができて幸せ」「美味しいー!」と腹の底から体で感じて食べることができる方が、よっぽど良い気がする。

余談だが、子どもが生まれた時「無添加のもの」「有精卵」「F1種の野菜は食べたくない」「塩にはこだわる」など今思えば面倒な母スタートだった私。

そしてある日、とあるスーパーで「嗚呼、私ここでは何も買えない…」と立ち尽くしたのだった。農薬使っているし、消泡剤使っているし、アミノ酸等って書いていあるし!無農薬の野菜はお高いのでちまちま使って美味しい時がすぎていく…だってすぐ使ったら「もったいない!」

…本末転倒である。

そしていろんな人と出会い、体を動かして、腹が減り、ご飯を食べ、よく寝、朝出す!までが大事と気付かされ、今に至る。(今は立ち尽くしたスーパーでバンバン購入しております)塩にはこだわるだけやってるか。

N◯Kの「くうねるあそぶ」と言う番組、「あそぶくうねる」が正解の順番だと思ってる。

余談が長い。振り返ればいろんな経験をしてみんながみんな今に至る。きっと彼女も同じように過ごしてきたのだ。ここの画面上では冷静にそんなことが言えるけど、会って全くイライラがなかったと言えば嘘になる。

彼女は少女。

そう思うと俯瞰的になれるのだけれど。それでいいの?私の器を大きくして感情に揺さ振られない人になるのが正解か、少女と思う魔法の言葉で俯瞰的に冷静になるのが正解か。

まずは後者にて。

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