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教育について考える

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#小学校

プログラミング教育が向かう先

プログラミングが学校教育に取り入れられたことから、 街中でプログラミング教室を目にする機会も多くなった。民間企業がプログラミング教育に対して張り切っている中で、保護者や教師は関心の度合いがバラバラであるように思う。そういった状況の中、これからプログラミング教育がどこへ向かっていくのかを考えていきたいと思う。 プログラミング教育の意味以前、プログラミング教育を学校に取り入れる意味ってあるのだろうか、という内容の記事を書いたことがある。 この記事で数多くのコメントをいただき、

自然教育が、地方創生に繋がるかもしれない。

自然に親しむ教育について、少し考えてみたい。私は学生時代に、子どもたちが身近な自然に触れ合う教育について研究をしてきた。そのことについて振り返りつつ、自然に親しむ教育が地方創生に繋がる可能性について考察していきたい。 幼少期の経験が、一生記憶に残る自然との想い出というのは、不思議と人の心に残るものだ。特に、幼少期から小学校低学年のうちに、自然と親しむ体験をさせておくことで、それが原体験となり、身近な自然に対する興味・関心の育成につながる可能性があるのだという(「理科学習の基

国語教育で何を学ぶのか。

小学校の6年間で学習する国語の総時間数は、1461時間にのぼる。算数が1011時間、体育が597時間、理科が405時間、社会が365時間ということで、小学校において国語教育はかなり大きなウェイトを占めている。国語では何を学ぶのか、発達段階に応じた学びとは何なのか、教員が国語教育に苦戦する理由について考えていこうと思う。 国語教育は意味がないのか算数・理科・社会などの教科は、筆算の仕方を学んだり、沸点の温度を調べたり、歴史上の人物を覚えたり、学習することが明確である。それに対