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リタイアメントビザ(3ヶ月)の取得方法〜チョンブリ・イミグレーション(2022年1月)

はじめに

2021年12月末に、タイにノービザで入国し、それを30日延長した後、リタイアメントビザ(3ヶ月期限)を新規に申請し取得しました。
なお、タイに入国してからの、実際のスケジュールは、「タイでリタイアメントビザ(3ヶ月)を取得しました! (2022/2/9)を御覧ください。今後、リタイアメントビザ(3ヶ月期限)は、1年期限のものに更新していく予定ですので、記事やスケジュールも追加していきます。

この記事では、チョンブリ・イミグレーションで、3ヶ月期限のリタイアメントビザを取得するために必要な書類と申請の手順について、2022年1月時点の情報をお伝えしたいと思います。

リタイアメントビザ申請までの順番は、おおまかに次のとおりですが、今回は、6番目のリタイアメントビザ(3ヶ月期限)の申請、受理、発行についてお伝えします。

1 タイの銀行口座の開設
2 タイの銀行口座への国際送金
3 タイ入国(ノービザ入国)
4 賃貸物件の契約
5 ノービザ延長(30日)
6 リタイアメントビザ(3ヶ月期限)の申請、受理、発行

なお、1のタイの銀行口座の開設は、観光目的の旅行者には難しくなっていますが、美味しい金利の銀行口座開設や、パタヤの銀行口座の開設代行(オールパタヤなど)をご参照願います。
私の場合は、約3年前にノービザでタイ入国し、バンコク銀行の口座開設をパタヤで代行してもらい、銀行通帳を取得しました。そして、日本でWISE(旧トランスファーワイズ)を利用して、タイ入国の約3ヶ月前に、その口座に80万バーツ+α を国際送金しています。

書類の準備

リタイアメントビザに必要となる書類は、分類すると

■ 申請書
■ パスポート関連
■ 写真
■ 賃貸関連
■ オーナー関連
■ 銀行関連
■ 申請手数料(2000バーツ)
■ その他(イミグレーションで申請時に渡されるもの、Covid-19関連)

です。
賃貸関連、オーナー関連の書類は、オーナーに準備してもらうものもあります。

では、必要書類を順番に説明します。

■ 申請書
ノービザからリタイアメントビザを申請する場合は、TM87(ビザ変更願)の申請書が該当します。申請日にイミグレーションで取得するか、前もってイミグレーションのサイトからダウンロードして両面印刷することで取得することができます。(片面印刷2枚では、申請時に書き直しになります)
なお、観光ビザからリタイアメントビザを申請する場合は、TM86の申請書が該当します。

■ パスポート関連
 ● 
パスポート原本
 ● パスポートのコピー(顔写真のページ×1、出国カードと入国スタンプと30日延長スタンプのページ×1、TM30の受領証のページ×1)

■ 写真
4cm×6cmのサイズを2枚、用意します。イミグレーション周辺や、パタヤ市内の写真屋で簡単に手に入ります。1枚は、上記の申請書の裏面に貼り付けます。

■ 賃貸関連
 ● 賃貸契約書のコピー
 ● 物件を紹介するカードのコピー
 ● 物件までの手書きの地図
 ● アパートの住居登録証(タビアンバーン、yellow book)のコピー

■ オーナー関連
 ● オーナーのIDカードのコピー
 ● オーナーのIDカードに記載の住所の住居登録証(タビアンバーン、yellow book)のコピー(※オーナーの住所が賃貸物件と異なる場合)

■ 銀行関連
申請日の当日に、以下の順番に行うと確実です。
1 当日に取引を行う。(銀行アプリでのSIMカードのTOP UPや、ATMでの現金引き出しなど)
2 銀行窓口で、残高証明書を発行してもらう。タイ語で残高証明書は หนังสือรับรองยอดเงินฝาก(ナンスー ラップローン ヨーッ グン ファーク)のようです。このタイ語を見せると、直ぐに対応してくれました。
3 銀行に設置されている通帳記帳の機械で当日までの履歴を記入。
4 コピー屋で、上記の記帳された通帳のページをすべてコピー(口座番号のページもコピー)

これで、申請日に、
 ● 残高証明書
 ● 預金通帳のコピー
が取得できます。

■ その他(イミグレーションで申請時に渡されるもの、Covid-19関連)
申請時に、Covid-19関連の書類を渡され、氏名、サインや電話番号の記載をします。

申請の手順

■ イミグレーションで、列に並び建物内に入ると、インフォメーションのカウンターで「リタイアメントビザの申請」を伝え、上記の書類を渡す。
■ 問題なければ、白い整理券が手渡される。番号は、7AXXX で、7番カウンター(NON-O)の前で、順番が来るまで待つ。
■ 順番が来ると、7番カウンターの奥の部屋に通される。ここで、担当者が書類をチェックし、コピーで提出したものには、青ボールペンでサインが求められる。また、Covid-19関連の書類を渡され、サインや電話番号を記入する。
■ 不足書類(建物内のコピー屋で対応できないもの)があれば、そのリストを渡され、再度書類を揃えて、イミグレーションを訪れることになる。
■ 問題がなければ、サイン後の提出書類を全てコピーするように言われ、建物内のコピー屋で、もう1セット作成し、再び、部屋に戻る。
■ 部屋に戻ったら、再チェックを受け、2枚目の写真を手渡し、担当者が申請者の写真をその場でスマホ撮影する。また、手数料(2000バーツ)を支払い、待合室の椅子で待機する。
■ 待合室で、担当者からパスポートを返却され、申請が受理されたことが告げられる。パスポートの最後のページに手数料の領収書(兼、次回のイミグレーション訪問日が書かれたもの)が留められている。
■ 申請が受理されてから、数日後に、イミグレーションの担当者が、居住物件を訪れることがある。(実際、訪れた)

ビザの承認後

■ 領収書に書かれた、次回のイミグレーション訪問日より前に、SMSで連絡があり、ビザが承認されたので、イミグレーションにパスポートを持ってくるように告げられる。
■ イミグレーションを訪れ、7番カウンターでパスポートを手渡すと、領収書をパスポートから外して、番号を書いてから手渡される。
■ 翌日、7番カウンターで領収書を渡すと、リタイアメントビザのスタンプ(3ヶ月期限)が押されたパスポートが返却される。
■ その際、1年期限のリタイアメントビザに更新するには、3ヶ月期限のリタイアメントビザの期限の1ヶ月前に、8番カウンターで手続きすること、リエントリーパーミットが必要な場合は、2番カウンターで申請するように告げられる。

まとめ

■ リタイアメントビザ(3ヶ月期限)の申請は、書類さえ揃えておけば、1日で受理される。時間的に余裕があれば、個人でも十分申請可能。
■ 申請書類にボールペンでサインしたものを全てコピーして、もう1セット作成するので、コピーと原本を区別するために、青ボールペンが必要と思われる。
■ 賃貸関連、オーナー関連の書類を揃えるには、オーナーの協力が必要なので、ビザ関連の手続きに慣れているオーナーの方が、スムーズに書類が集まる。
■ 申請と受理、ビザ承認後のパスポートの預け、ビザの発行されたパスポートの受け取り、の合計3回イミグレーションに出向く必要がある。いずれも7番カウンター。

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