haru / 坂木晴世
勉強したことなどのメモ書き
大学院の授業やできごとについて綴っています。 進学を考えている人の参考になれば嬉しいです。
日本環境感染学会の抄録締め切りは明日。 ちょっと見てみてメールが飛び交っています。 「車椅子」「車いす」どちら???と引っかかり調べてみました。 「椅」が常用漢字になったのが2010年で、それまで公文書に使えなかったからではないか…ということのようです。 参考にNHK職員を対象としたアンケート調査の結果が公開されていました。https://www.nhk.or.jp/bunken/summary/kotoba/yougo/pdf/065.pdf 学会によっては用語集で統一
大学院に入学した「M1」のみなさま。 課題レポートと授業と研究計画書の作成(ここは未だリーチしてない?)に追われた前期が終わって、ほっとしていることかもしれません。 が、8月もあと10日です。 後期が始まります。 今日は、大学院生の夏休みについて少し紹介したいと思います。 基本的に8月は前期と後期の間なので授業はないのですが 中には集中講義があったりして、必ずしも授業が全くないというわけではない人もいるようです。 それでも課題漬けの日々から解放されたので、8月はとにかく集中
日本は麻疹排除国にはなりましたが、感染力がとても強いので、ひとたび入り込むとやっかいです。 なによりも、麻疹の皮疹をみたことがないという医師や看護師が多くなり、私も病院で発疹のある患者さんが来院すると、よく外来に呼ばれていました(年寄りということではないと思いたいけど…)。 新幹線の同乗者が感染したということですが、かつて易感染患者の外来を通った麻疹患者から生じた二次感染例がありました。 他にかかりつけの疾患があり待合室で、発熱のみで麻疹の診断がつく前に知らずに通り抜けられ
文献リスト作成の大変さ 論文や原稿を執筆してきた多くの機会の中で、なかなか相性のいい文献管理ツールに巡り合わなかったこともあって、ずっとアナログで管理していました。 だけど、加筆修正をしている間に順序が入れ替わり、文献リストと本文番号がずれたりするミスに悪戦苦闘している人は多いと思います。 私も番号を@で囲んでおくとか、それなりに間違えにくい手法を編み出していました。 が、病院の先生からEndnoteのソフトをもらったので使ってみたところ、なんと相性がよかった。 テキス
次亜塩素酸ナトリウムを希釈する時に、「○○%」と「ppm」がわからないという質問をよく受けます。 自分も「0」が増えると、時々こんがらがることがあります。 冬季の感染症流行シーズンを前に、「濃度」について整理しておきます。 「濃度」というのは、水溶液に原液がどれだけ溶け込んでいるかを表す数値で、パーセントで表示します。 そして、「濃度」が大きくなるほど水溶液は濃くなります。 ppmとは 次亜塩素酸ナトリウムの濃度表記で出てくるのは、%とppmです。 ppm(ピーピーエム)
昨日の夕方は、zoomによるオンライン授業が2コマ。 修士1年生の後期には、サーベイランスの授業が始まります。 初めの2コマは「サーベイランス概論」です。 講師は、本学の藤田烈先生です。 藤田烈先生のことは、業界の人ならよく知っていると思いますが 日本環境感染学会JHAIS委員会の委員長です。 過去、このような書籍を編纂していまして、特に感染管理認定看護師にとってはバイブルのような存在で 絶版となった現在では、こんな高値で取引されているようです。。。びっくり ↓ ちなみに
日本感染管理ネットワーク(ICNJ)関東支部は、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県の1都6県から成り、2016年に設立されました。 一般会員数は415名(2022年7月現在)、ICNJの9支部の中で最大会員数を有する支部になります。 今年度から関東支部支部長を拝命しました。 ↓ 以下、ご挨拶 https://www.icnj-kanto.org/index.php?page=about_index 関東支部では、総会/地方会、CITA(Clinica
もうすぐ感染管理認定看護師認定審査 10月5日は、感染管理認定看護師の認定審査の試験があります。 毎年、NPO法人HAICS研究会の「感染管理認定看護師教育課程修了生のための集中講座」(受験用夏季講習みたいな感じかな)を担当させていただいています。 先日、オッズとオッズ比について質問を受けたので、自分でも整理しておきたいなと思ったので、以下にまとめます。 オッズ&オッズ比オッズ(Odds)とは確率の比のことです。 ある事象が起きる確率(P)と起きない確率(1-P)の比(
大学教員になって初めて実習に学生を送り出し、明日で、その実習が終わります。今回の実習は、「感染管理」に関する実習でした。 第7波で大変な中、受け入れてくださった三田病院のICNには本当に感謝感謝。 そして、本当にたくさん経験をする機会を臨機応変に与えてくれて、密に連絡も取ってくれて、”the 臨床指導者”はこうであってほしいとありがたく思いました。 同じICNとして、私も一緒に3人でたくさんディスカッションする機会がもてたので、新たな繋がりができて良かったと思います。
国際医療福祉大学大学院のOCが9月7日に開催されます。 今回はオンラインなので、どこからでもサクッと参加できます。 大学院のブラウジングにはよい機会だと思います。 最近、大学院進学に関心があるという方からご連絡をいただいています。 OCだけではなく、個別相談は随時お受けしているので、CNSや研究に興味のある方は、下記リンクの連絡先まで。https://www.iuhw.ac.jp/daigakuin/staff/cat/cat1/10044.html ■日時 2022年9月