見出し画像

小説3

自分の人生このままで終わるのは嫌だ。

そうハッキリと自覚して動き出してしばらく経った。

部屋の片付けはまだ継続中。

捨てるのにもエネルギーがいることがわかったので、最近は買い物も慎重になった。

<とりあえず買っておく>ことで、<なんとなく買ったもの>が自分の生活スペースを占領しているのが気になってきた。

今買わなくてもいいものは、なるべく買わない。

予備は1つだけ。

なるべく値段で妥協しない。

<なんでこんなもの買ったんだろう>と思うものの価格を合計したら、そこそこの額になることがわかって暗澹たる気分になる。

節約は特売品を探して買うことではなく、それほど必要ではないものは買わないようにすることだ。

<かわいいもの>が好きで、ついつい買ってしまうけれど、かわいいものはたくさんなくても大丈夫だと気付いたので、本当に欲しいものを見つけたときに買うことに決めると小さいものをなんとなく買うことにストップがかけられる。

すでに買ったものは文房具も含めて大切に使おうと思う。

メモや付箋なんて毎日毎日使ってもまだまだ使いきれないほどあった。

紙袋は半分以上処分した。今後はゴミ捨てなどに使って溜めないようにしなくては。

ただ、自分の雑だった生活姿勢を責め続けるのはやめた。

今気付けてよかった。

ただそれだけ。

やってしまったことを教訓にして、今からの自分にとっていいと思うことをやればいい。

最近ちょっと前向きな気持ちが強い。

誰も<ドンマイ!>って言ってくれないなら、自分で自分に言うしかない。

履きにくい靴、すり減った靴、似合わなくなった服、雑誌の付録やノベルティのバック、ポーチ類。

使えるか使えないかではなく、この後もずっと使いたいか使うかで選んでいく。

今の自分とこの先の自分のことを考えられるようになってきたみたい。

いいぞ、自分。

片付けはこのまましばらくやっていくとして、もうひとつ大きな気がかりがある。

向き合うのが怖いけど、先送りにしたっていいことはひとつもなさそうだと気付いてしまったから、そろそろ覚悟を決めないと。

うまく流れを変えられたら、もしかしたら抱えていた問題の大きな部分も改善されるかもしれない。

余計な言い訳しないで、正面から向き合おう。

<お金>

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?