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好きなことが仕事に代わる瞬間何が起きているのか

“好きなことを仕事にする”

働いている方なら誰もが一度は思う時があるはずだ。

最初から憧れていた仕事がそのまま好きなことで、この先30年続けられる人は僕の知り合いを見ても10人に満たないと思う。

美容師・調理師・消防士・保育士

みんなそれぞれ好きなこと・やりたいことをこの職種に抱いて社会の中で挑戦していた。

しかし働いていくと憧れが少しずつ変わってくる。

「やりがいだけじゃやってられない」

「なぜ好きなことで憂鬱にならなければいけないのか」

思い描いていた現実と理想のギャップを乗り越えられる手段が見つからず、転職や全く違う職種の選択肢を探しだすのだと思う。

僕も本当に色んな仕事の真似事をしてみた。どハマりしている漫画に影響を受けて広告の仕事に興味を持ち、ポスター制作をしてコピーを載せたり、自分の思うカッコイイロゴを考えてデザイナー気取りでTシャツを作ってみたりもした。

今思うと恥ずかしいのは当たり前だが、やっているときは本当に楽しかった。でも仮に、そのポスターやロゴが人気を集めて実際に何千枚と制作して出荷するとなると、「気持ちが変わらず好きなことのまま続けられていたのかな?」と思う。


仕事=お金が発生する

それは責任が発生するから。

好き勝手皮算用で考えたり酔っ払って会社を起こそうと乾杯するのが楽しいのは責任が0だからに違いない。

好きなことを仕事にするのに必要なことは自分でその事業に対して

始まりから終わりまで責任を持ち続けられるか?

ここに尽きると思う。

趣味でやっていることが収益に繋がりそうになっても「一人でやっていく・規模をこれ以上大きくしない」というのもいい距離感で楽しむということには必要なのかもしれない。

サイバーエージェント代表の藤田晋氏が、「憂鬱でないものは仕事じゃない」と言っていた。これはこれですごく面白いなと思った。

やりがいと憂鬱。

この葛藤に追われながら僕らは今日も仕事を選択していくのだなと。

働く内は解決することのない悩みなのかもしれない。


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