vivant (ネタばれ有り)

いや、もう、面白すぎません？？？
最近はドラマなんて全然みなかったんすけど、
このドラマだけは、放送時間にちゃんとみた(笑)

誤送金にはじまり、ただの商社モノかと思いきや
急な海外、しかも、砂漠横断ｗｗ

そっからは怒涛の展開で、誤送金なんてちっぽけな事件に見えるくらい
とんでもなかった(＠_＠;)
なぞの悪そうなやつが自爆するし、砂漠横断するし、
よくわからんスパイ展開（なぜサーバールームの床が開くのを知ってる？？？(笑)）だし、絞首刑だし、役所広司さんの仁義なき戦いがはじまるし、刀でバッサリだし、仲間裏切るし、唐突な林遣都主人公編がはじまるし、小日向文世は不倫おじさんだし、最後、役所広司さんほんとに死んでるかも謎だし、もう、どーゆこと？？？？みたいなｗｗ

ほんとはもっとサイドストーリー的な展開もできたと思うんですよ。
ドラムと阿部寛の出会いであったり、
堺さんと二階堂さんとの展開であったり、
ジャミーンの過去であったり、
ノコル・黒須ビジネス成功編であったり、、、

なんなら、もっと濱田岳さんも見ていたかった！！

絞るとこ絞って、サイド的なストーリーは
視聴者の余白・二次創作に任せて、
重要なポイントを選択し、しっかりみせていく。
ほんとに選択と集中がすばらCCC！！

もう最終話なんて、チンギスの過去でブルッときたし、
役所広司さんの最後のセリフで全部救われたし・・・
「息子に止められたなら仕方ない」的な。

そこは変に裏切らず、堺さんがほんとの息子っていう設定を貫いたからこそちゃんと最後の復讐を止める展開が納得できたというか。
だって「復讐は何も生まない」なんて、百万回きいてきましたよ(笑)
それに対する返しが1mmでもずれてたら興ざめするじゃないですか。
だからこそ、
役所広司さんのセリフ・表情・オーラで全部納得いくアンサーで
全部救われた。
っていうか、こんなに感情移入するなんてほんとに久しぶり。

半沢直樹みたな勧善懲悪もスーーーッとして気持ちいいんだけど
何が良くて何が悪い、みたいな微妙なはざまで、それぞれの立場で正しい事をしている、みたいな、どの立場にも感情移入というか納得感があるように作りこんでいるのもすごい。
すごい、しか言ってなくて語彙力の無さに涙出る。

ストーリー展開を考えるのもそうだし、ちゃんと役者をそろえて
完璧な舞台・セットも整えて、ほんとに作りこまれてるなーーー！！

このドラマをつくるのにほんとにたくさんの力がそそがれていることが感じられたから、観る側としても100%楽しみたい！と思えたんじゃないかなー。
何様やねんって感じだけど、ほんとにほんとにほんとにお疲れさまでした。