生きているのは当たり前じゃない
2020年の今、世界中で新型コロナウイルスという新しい病気が広まっている。
きっと人類が未だかつて経験した事のない出来事だ。
3月の終わりに志村けんというお笑い芸人さんが、その病気で亡くなってしまった。まだ70歳だった。パパが小学生の時からテレビの人気者で、パパも本当に大好きだった。
ついこの間まで、元気だった人だ。
またテレビで見れるって、普通に信じてた。
人は死ぬんだ。
人類は今まで、たくさんの発明をし、生活を便利に、豊かにしてきた。
電気や、ガスや水道。飛行機や自動車。テレビやラジオ、レコードやCD、パソコンや携帯電話、スマートフォン。これから人工知能やIOTなんかのテクノロジーによってもっともっと便利な世の中になっていくと思う。
だけど
"命には終わりがある"
"過ぎた時間は戻らない"
という事だけは人の力ではどうしようもない。
こればかりは、文明や、お金では解決出来ない。
"いのち" と "時間" は大切にしなきゃいけない。
パパから2人に教えられる事なんて大してないんだけど、これだけは知っておいて損はないと思う。ありきたりな事だけどね。
朝起きたらママがいて、テレビを見て朝ごはんを食べて、パジャマから服に着替えて学校や、保育園に行く。
そこには友達がいて、お勉強をしたりお散歩行ったり。学校が終われば学童で遊び、保育園にはママがお迎えに来る。
帰るお家があってそこにはあったかいご飯やお風呂がある。みんなで川の字になって寝られる大きなお布団がある。
なんのへんてつもないそんな毎日が、
なにより大切で、幸せな時間だって事。
4月。新学期だね。ハルは3年生、アオは保育園最後の1年が始まるね。
パパがひとり違うお家に引っ越したのがちょうど4年前の4月。早いね。
2人とも本当に成長した。
兎にも角にも、何より2人とも大きな怪我や病気も無く元気でいてくれてる事が本当に嬉しい。それが一番だ。
今年はゆっくり桜も見れなかったから、来年は一緒に花見でも行こう。その頃 アオは一年生だ。
子供が子供でいられる時間は短い。
今を大切にしよう。
2020.4.8 パパより。
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