僕はあの子の横顔しかしらない

少し前になりますが何かふと思いついたストーリー?原稿?のようなものを書いてみたので今日はそれを載せてみます!

題名  「僕はあの子の横顔しかしらない」

僕はあの子が嫌いだ。
いつも僕のものを取ってくる。
僕が遊んでいるときも、勉強をしていても
常に僕の邪魔ばかり。
そんなあの子が僕は嫌いだ。


僕の部屋から見える時計台。
その時計台は僕に時間は教えてくれない。
僕には横顔しか見せてはくれない
そんな時計台なんか僕には興味がないけれど
なんだか無性に寂しく思うときがある。

ある朝家族でお出かけをした。
そのとき僕に初めて時間を教えてくれた。
真正面から見たその時計台は何だかとても可愛く見えた。
僕の部屋から見える時計台が僕をワクワクさせる。
だって僕には時計台の本当の姿が分かるのだから。

あれ?僕はあの子の横顔しか見ていない…

(完)


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