20230308_CHOOSE YOUR LIFE 18歳の成人式_SUPER BEAVER

イベントについて

SUPERBEAVERの告知を見て、このイベントのことを知った。
最初は新成人向けということで「自分も見る方法ないかな」
という気持ちでサイトをくまなく見ていたのだけど。

私がよく関わる人々は若くても20代前半で
成人が18歳になることの意味を、自分ごととして捉えていなかった。
急に成人とされて選挙権を与えられ
しかもコロナでたくさんの楽しい機会を得られなかったかもしれない世代。
そこを汲んで寄り添う大人がいるのは素敵だと思ったし
私も1人の大人としてちょっとだけでも助けになりたいと思った。
どんなイベントになるのかも、想像がつかなくて
その想像がつかない世界を見てみたいな、とも。

仕事を調整して合間合間で参加したので
全てを見届けることは叶わなかったけれども
参加して本当によかった。
心から振り絞った言葉は心の奥底に届くし、一歩踏み出すきっかけになる。
それは新成人だけでなく、大人にとってもね。

18歳のあの頃を思い出すと
同じ人間だとは思えないくらい変わったなって部分もあれば
全く同じところを巡ってるって、全然変わってないなって思うこともある。

大人としても、あのとき18歳だった自分としても
参加して、背中を押してもらったイベントになった。

MOROHAはちょっとしか見れなかったのだけど
心の奥深いところにずどんと豪速球を投げてくる感じで
目を背けたくなるような自分とも向き合わなきゃいけないなって
改めて思ったり。

水野敬也さんは
「執着心」があるやつが結局うまくいく
と言っていたのが心に残って。
実際私もそうだと思うしそうしてきた自負もあるけど
最近それが薄れつつあることに気がついて気を引き締めたり。

新成人たちが、辿々しくも
イベントを通じて得た力で一歩踏み出し
感じたことを勇気を出して言葉にして
みんなの前で発表していたのには涙が止まらなかった。

SUPER BEAVER セットリスト

1.美しい日
2.ひたむき
3.閃光
4.名前を呼ぶよ
5.青い春
6.人として
7.時代

SUPER BEAVER ライブレポ

「まずはおめでとうございます。
あなたよりちょっとだけ長く生きてるもんで
大人の楽しさを見せにきました!
愛すべきあなたのお手を拝借」

からの『美しい日』で幕開けたステージ。
まさしくこの日だからこその選曲に、のっけから心揺さぶられる。

声出し以降、冒頭がマイクなしの肉声だったのも久しぶりな気がした。

間奏中にも
「せっかくだから一緒に楽しみませんか?
この日しかないんだぜ!」
って煽るぶーやんに、このイベントに立つ強い意気込みを感じる。

「4人だけで音鳴らしたいんじゃなくて
せっかくだからあなたと音楽したいと思ってる。
ていうかやってくださいよろしくお願いします!」
って強めな一面も笑。
時には寄り添うだけじゃなくて、強引に引っ張り上げてくれる存在も大事だよね。

2曲歌い終えて
「SUPERBEAVERといいます。お世話になりますよろしく!」
でMCへ。

「まさかこんなに楽しいと思わなかった、ありがとう」

「…あれ、拍手小さくない?」
からのお立ち台で手をクイクイ。

「こういう日にあなたと音楽できるってのはとても嬉しいけど
今日だから特別、一生懸命ってちょっと違うと思ってて。」
「気持ちはわかるんだよ。
でもさあ、今日できるんなら明日もできる、明後日もできる。
その連続がすばらしいと思うんだよね」

「それぞれ別の人生を生きてるから
頑張るタイミングはちがうけど、それぞれのタイミングで」

「俺らは今年35の年。
ただ、寝て起きた回数が多いだけ。多くメシ食っただけ。
そんなにあなたと変わらない」

「いっこだけ、言いたいことがあって。
俺らはバンド18年目なんだよね」
「…タメじゃん!」
「ずいぶんと近しいところにいるんじゃないか」

「俺たちとあなたで過去最高つくりませんか?」
「気合いいれてやってくから、気合い入れてかかってこい!
よろしくお願いします」

自分が18だった頃は
年上然として常識を押しつけてくる大人になんか釈然としないものを感じたし
一方でやたらフレンドリーに擦り寄ってくる大人も違和感を感じたけど笑
ビーバーは、対等に一対一で話してくれるから
スッて心に入ってくるなあ、10代でビーバーに出逢えたの羨ましいなって
改めて感じた。いいなあああああ。

「一分一秒でも無駄にしたくない」
って言葉から始まったナンバーは『閃光』。
この世代には絶対届けたいメッセージだよね。

「絶対後悔したくないから、まだまだ本気出しますんでよろしくお願いします」
で締めて、『名前を呼ぶよ』へ。

『青い春』では
「楽しくやろうぜ!」ってやなぎが投げかけてたのが印象的だったなあ。

そして
「生きていく意味とはすべてのあなたにある」
「あなたにしかないぞ!行こうぜ!」
のぶーやんはかっこ良すぎた。沁みる。

「ずいぶんと、元気じゃないか。」
「盛りだくさんの一日だったね。
特別じゃないって言ってたけどやっぱり特別な日だよね笑」
「この年頃って、舵取りが大事だけど大変だよね」

「俺らは、20歳で1回目のメジャーデビューして、二年で落ちて」
「何も分かってなかったから、デビューしたらなんとかなる、
これでご飯食べていくのなんて簡単だって思ってた」

「そこに芯が足りなかった、そのせいでうまくいかなかつた」
「23歳からアルバイト始めて、レーベル立ち上げて
10年間、自分達でやってみた」

「20歳が大事って言ったって、ミスる時はミスる。
失敗する時は失敗する。」
「努力は結構かんたんに裏切られるし、報われないこともある。」

「でも、それを知っててもやりたいんだとしたら、
やれるのは自分だけ」

「うまくいかないことも嫌なこともある。
苦しいことも悲しいことも多い。」

「うまくいきゃいいけど、そんなときもくるかもわからない」
「でも、まだやりたいのかもうやめるのかは自分で決めること」

「俺らはもう無理って散々言われてきた」
それでも、メジャー落っこってから15年ステージに立ってきた」

「ステージに立てることが嬉しいんじゃなくて、
今日あなたに会えたことが嬉しい」
「今日、この時間のために続けてよかったと思う」

「色んな人がいる」
「この後もっとたくさんの人と会うと思うけど
大事だと思った人は離さないように」

「このひとのために、このひととならと思える人に出逢ったら」
からの人として。
努力は裏切ることもある、からの
それでもやりたいならやれるのは自分だけって言葉に
私も一歩背中を押してもらった。

最後の曲の前
「大人になったら
全部自分で考えて、自分で決めて、楽しい時間が待ってます」
「あなたたちではなくあなたと一対一の対峙
ありがとうございました。」

からの
「あなたはわたしの何ですか〜♪」
肉声アカペラではじまる、まさかの時代で締め。泣く…。

去り際に、ぶーやん
「最高の時間でしたありがとう!」
「なんかわかんないけど、
雑な言葉になっちゃうけど、応援してます。
ありがとうございました」

18歳の新成人に向けた感動のライブ。
クラファンで参加できてよかったです。ありがとうございました。

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