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2023年 ふりかえり~後編~

今回のnoteは、前回の続きの2023年のふりかえり~後編~を書きます。

前回のnoteはこちらです。よろしければぜひご覧頂けると嬉しいです😊

①2023年8月下旬~9月「十勝うらほろアグリダイブプログラムとキャリアの葛藤」

2023年8月30日からは、「十勝うらほろアグリダイブプログラム」に参加をしました。

「十勝うらほろアグリダイブプログラム」の詳細は、こちらから。2024年3月にも実施をするとのことですので、興味がある方はぜひご参加下さい!

このプログラムを通して、私は浦幌町で農作業を行い、浦幌町で活躍されている方々から学びを深めました。

当時は社会科教員を目指していたので、農作業を実際に行うことで農業の大変さや農家さんの凄さを知ることができ、それを教材研究に活かせるようになりました。

慣れない農作業に奮闘中...!

農作業は大変なことも多くありましたが、多くの学びがありました。農家さんも素敵でやさしく、温かい方々だったので本当に楽しい毎日でした。そして、農作業を終えたら、宿に帰り仲間と一緒にご飯を作り、お話をする日々。とても充実していました。

「こんな毎日が続いたら、自分はどう成長できるだろう!」

とワクワクしていました!

しかし、人生でおそらく最大の体調不良を引き起こし、途中でプログラムを離脱せざるを得ない状況になりました。

動きたい思いがあるのに、身体と心が動かない。

今まで生きてきた人生の中で、1番大きな絶望を味わいました。人生のどん底に落ちました。

そんな絶望も経験もして、参加できた日数だけのプログラムの中でも改めて考えた自分のキャリア。そして、自分の中で出てきた1つの問い。

「何も無い、何もできない自分にはどんなことができるのだろうか」

この問いに対する答えを残りの2023年は模索しました。今も模索し続けています。

②2023年10月「たくさん話して、覚悟を決めた」

9月下旬、6月から受けていた教員採用試験の結果が出ました。有難いことに内定を頂くことができ、多くの方々から「おめでとう~」と声をかけて頂きました。

しかし、私の内心は「わあ、どうしよう」という迷いでいっぱいでした。キャリアについて悩み、体調不良を起こした件以来、身体も心も自由が効かない状態だったからです。

キャリアを迷いに迷っている時に、私は再び浦幌町を訪れ、「うらほろマラソン」のボランティアに参加をさせて頂きました。

昆布刈石展望台にてボランティア🏃‍♂️

ボランティアの後に開かれた打ち上げでたくさんの方々とお話をしました。

その打ち上げでパッと来た大学生に対して、たくさんの方々が優しく、温かく言葉をかけて下さり、内心泣きそうになっていました。

10月下旬にも卒業論文の研究で、浦幌町を訪れ、8月のプログラムで受け入れてくださった農家さんとお会いし、たくさんの人生のアドバイスを頂きました。この時も泣きそうになるの堪え、浦幌町から帰宅する時に泣きました。

私は10月の浦幌町訪問の日程を全て終えて大学に戻りました。その時、1人で悩みを抱え切ることに限界を感じていたので、私がとても尊敬している教授に自分の正直な胸の内を話しました。

その教授は私にこう話しました。

「今まで悩んでいることを正直に打ち明けられなくて辛かったよね。でも、絶対に逃げたらあかんよ。自分の人生なんだから、最後は自分の気持ちで決めないとダメ。最初のキャリアに教員を選んだとしても、やりたいことができたら違う選択肢に行ったっていいんだよ。何年教員をやらなきゃなんて考えなくていいんだよ。」

この言葉は葛藤をしていた頭の中でストンと落ちた感覚がありました。

この教授を始め、たくさんの方々と話したことによって、「今の自分には何も無いが、逃げないで行動をすることによって少しは何かある自分になれるはず」と思えるようになりました。

③2023年11月「逃げないと決めて、再び行動を始めた」

長い充電期間を経て、逃げないと決めた私は11月から再び動き始めました。

私は将来社会教育にも携わりたいと考えているので、社会教育士の資格習得を目指し、社会教育主事講習を受け始めました。

また、8月以来のアルバイトも復帰しました。かわいい子どもたちとも再会できました。「先生、久しぶり~!」と足をバタバタして駆け寄ってきてくれた子どももいて、本当に嬉しかったです。

同じ職場の先生方も「元気でいてくれて良かった」と声をかけて下さって、やさしくて温かい職場だと強く感じました。

また、2020年から始めた「TeacherAide北海道支部」の活動も久しぶりに動かすことができました。

このサークルの仲間たちとも久しぶりに会うことができて、たくさんお話ができました。自分の悩みや不安を共有しあって、学びあって切磋琢磨をし合える空間を作ることができたかな...と振り返っています。

あ、11月はゼミの後輩の指導も少し頑張りました(笑)

④2023年12月「学びを深めて、地域のお姉さんとしての顔も持つ」

12月も卒業論文を執筆しながら、色々な場所で学びを深めました。

1つ目は、大学3年生から所属している「まなぼう屋なよろ」という上川管内の先生方が主に集まって勉強会です。久しぶりに参加をしても、温かい雰囲気に包まれている勉強会でした。

2つ目は、先程あげた「TeacherAide北海道支部」のサークル活動です。現職の先生と学生の対話会をつくり、みんなで対話をしながら今後の生き方を考えました。

「TeacherAide北海道支部」の12月の定例会☺️

3つ目は、大学で開かれていた学会です。ゼミ教官にお誘いを頂いて参加をし、大学の教授や現職の先生の研究から学びました。
初めての学会はとても緊張しましたが、今後の自分の人生に生きる内容ばかりで参加して良かったです😳

初めての学会!いつかは学会で発表をしたい!

最後は、「えんぴつとはし」のボランティア活動です。

「えんぴつとはし」とは、地域の大学生と大学教員と地域の子どもたちが同じ空間で勉強をして、一緒に夜ご飯を食べる取り組みです。

この活動に初めて参加をして、私は「地域のお姉さん」として子どもたちに関わる楽しさを強く感じました。

「地域のお姉さんと子ども」という関係は、「先生と子ども」、「教育実習生と子ども」というタテの関係でも無く、「友達」や「仲間」のヨコの関係でも無い「ナナメの関係」だと考えています。

そんな「ナナメの関係」を体験することができた私は、「社会人になってからも、地域の方々とたくさん交流をして、地域の子どもたちともナナメの関係を築き上げたい」と思うようになりました。

12月は9月からあまり動けなかった鬱憤を晴らすかのように、たくさん動けました。忙しいながらも充実した日々でした。

⑤さいごに

2023年の後半は、本当に充実した日々を送ることができました。書き出したら止まりませんでした。

2023年に経験した「人生のどん底」から私をすくい上げてくれたのは、浦幌町の方々やアグリダイブプログラムで出会った仲間、大学の教授、恩師、サークルの仲間たち、これまで私と関わってくれた方々など多くの温かい方たちでした。

2024年は人生のどん底から救ってくれた方々に少しでも恩返しができるように、過ごします。

本年も大変お世話になりました。
良いお年をお迎えください。

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