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そんな理由、わかりません!!

っていうのが本音なのですが。笑

ただ、異動しないことの理由って、ふと思った「対馬市役所に入庁して2年目しか経っていないから。」だけではないと考えています。

そう思えたきっかけ。きっちり異動しないことの理由や意味合いを考えたいと思ったきっかけがこちらです。

つまりは、人事異動の理由や意味合いは自分で考えろってことです。

ということで、ただの公務員&なんちゃってソーシャルワーカーのはりやが異動しなかった理由を考えていきたいと思います!

※以下の理由は、あくまでも個人的な見解なので、ご了承ください。

ぼくは、単純にこう思った。

1. 異動する先が今のところないから。

いや、異動先はあるんです。
例えば、福祉課や子ども未来課、あるいは地域包括支援センターの他地区のサブセンターとか。

だけど、そこに異動できる理由がないんですよね。
ソーシャルワーカー2年目で相談業務の経験が乏しい。異動先で住居が見つけづらい。他部署の職員の方々と仲良くやっていける保証がない。
とか、とにかく異動させられない理由は色々あります。

2. 1つの業務に特化する必要があるから。

ぼくの場合は、1年目から"地域包括支援センター"という相談機関に配属されています。

ケアマネージャーさん同様にケアプランを作成して介護保険サービスにつなげるお仕事や介護予防自主活動の推進、ソーシャルワーカーとしての業務だと高齢者虐待や成年後見制度の市長申立ての対応があります。

対馬市の場合、高齢者全体の人口や介護認定者数が減少しはじめていますが、介護職員や相談業務に従事する職員が少ないのが現状です。

そこで、まだまだ高齢者の介護や生活の相談を受ける機関のニーズは多く、1つの相談機関で業務をこなせる専門職が必要だと言うことです。
さらに、成年後見制度が浸透してきており、市長申立て業務にソーシャルワーカー&市職員として対応することが増えてきています。

3. 後任者として残らざるを得ないから。

この理由は書こうかと悩んだんですよね。

というのも、ぼくの同僚には、ぼくが普段行っている業務を長年こなしてきた方やこれから産休に入る可能性のある方がいらっしゃいます。

となると、まず異動するのは上記の同僚らになるだろうし、異動しない可能性が極めて高いのがぼくだと言うことです。

それに、若者のはりやは所帯を持っていないし、自治体にとっては使い勝手がいいし、今後の人材として期待できるのではないでしょうか。笑

4. 今住んでいる地域を拠点に動き続けているから。

この最後に挙げる理由こそ、ぼくにとっては最も大事な異動しない理由かと思います。

ぼくが住んでいるのは、“梅香荘”という場所。
対馬市が行っている域学連携事業の中心地となっています。夏から冬にかけて、延べ人数で確実に50人は超える大学生や研究者、教授が泊まりにきます。
そこは、島外から来る宝の人材に囲まれたコミュニティで、ぼくに新たな刺激と発見をもたらしてくれます。

そして、朝鮮通信使行列振興会、市民劇団いさり火、芳洲会といった対馬の伝統文化を継承していく活動拠点があります。
地域おこし・地域づくりに関わる範囲は対馬全島だと自負していますが、今住んでいる厳原町にしかないコミュニティがあるのです。

そうは言っても、モチベーションの維持に苦労するだろう。

自分が今の職場に残る、要するに異動しない理由はたくさんあることがわかりました。

ただ、自分自身の必要性や可能性、周囲の職員と比べた時の劣等感はこれからも感じずにいられないでしょう。つまり、業務へのモチベーションの維持に苦労すると思うのです。

◆必要性を感じているかどうか。

地域包括支援センターという相談機関に勤務して、日頃から目の前の高齢者の住民さんの相談を受けています。ただ、ケアマネージャーの代わり者という見方もできるわけで、自分の専門性を発揮できていないのかなと感じています。

となると、ソーシャルワーカーとしてのぼくの必要性が本当にあるのか疑問視せざるを得ません。今年度はぼくが扱う高齢者虐待の件数や相談機関につながっていない相談件数が減りました。成年後見制度の市長申立ては始まっていますが、業務に支障をきたしているわけではありません。

さあ、来年度はどうなるのでしょうか。

◆自分の可能性を模索できているか。

「目の前の高齢者の住民さんとの関わりを地域おこし・地域づくりにつなげていきたい。」というのが、ぼくが目指している業務内容です。

ただ、現実はケアプラン業務で手がいっぱいです。とはいえ、残業はほとんどしていないので、なんかもったいなさを感じているです。

それに、ソーシャルワーカーって目の前の人だけでなく、目の前の人と地域社会のつながりや制度設計まで幅広く見れるはずなんですよね。
今の業務にはその視野が非常に少なくて、そこを見て動けるはずのぼくの可能性が閉ざされてしまっている気がします。

◆他部署の職員と比較して思う。

福祉職って忙しいイメージあると思いますが、実際に自治体で多忙なのは総務やしまづくりの部署です。ぼくの同期は水産関連やしまづくりの部署で夜遅くまで仕事をしています。

夜遅くまで仕事をしている職員の姿や庁舎の灯りを見るたびに、せつなくなります。「自分、なに怠けたことしているんだろう。」って思ってしまうんですよね。

それが、他部署であたふたしている職員と比較して持つ劣等感なのです。

今やっていることを続けていく。

ここまで記してみて思いました。
それでも、今やっていくことを続けていくこと。

これが、ぼくが最も異動しない理由に近いのかもしれません。
それに、これがぼくが今の職場に留まる意味合いだと思えます。

今やっていること。

それは、128時間の過ごし方。1週間のうちの40時間という自治体職員の業務時間を除いた残りの時間をどう過ごすか。

目の前の高齢者の住民さんに向き合う業務をこなしつつ、業務外で地域に出たり島外で自己研鑽を積んでいくスタイル。
来年度も、128時間の中でこのスタイルを継続していきます!!

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