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お迎え後に再トレーニングやメンテナンスしたこと

Kiwi Prideのセラピードッグトレーニングの資料公開!で書いた中で、来日して、ハリーがうまくできなくなっていたことで、再トレーニングしたことについて書きたいと思います。

1.クレートトレーニング

資料に書いてあった通り、夜寝かせる時はクレートに入れていたのですが、入るのをいつも嫌がっていたので、当時無知だった私たちは、おやつでつって、入ったところを後ろからドアを閉めたり(騙す行為)、出ようとするハリーを無理やり気味で押し込めたりしてました(ひどい) その後ハリーは鼻鳴きをしばらくする状態・・・

なぜ、苦手になってしまったのか。
これは推測ですが、ハリーは割と大人になってから空輸されたことで、本人が何もわからない中、全く知らない環境にいきなり1人で不安に晒されるきっかけとして、クレートが強く紐づいてしまったのではないかと思います。

そんな中、トレーニングをお願いした空ドッグスクールさんのレッスン初回で、ちゃんとやり方を教わった後は、すんなりとクレートに入ってくれるようになって、鼻鳴きもせずに寝られるように。
こんな1回で変わるなんて、トレーニングって大事だなっと実感するきっかけになったのを覚えています。


人のそばが好きなので、夜以外はクレートで寝るという選択をしないのですが、その後は、就寝時間近くになると「ボク、そろそろ寝ますー」と自らクレートに入ったり、クレートの前で待機してます。
また、資料にもあった通り、クレートの中にいる時は、人が扉を開ける朝まで本当に静かにしてくれます。(最近は、たまにベッドで一緒に寝たりも)

おやすみのハグの後、自らクレートに入るハリー


2.ヒールウォーク

これは飼い主的にはできていて欲しかった行動ですね。。
ハリーが来日して、最初の2週間ほどは、Labradoodle Paradiceさんのご自宅で過ごしていたのですが、その時点からなぜか引っ張りが強めだったと聞いてます。

この、「引っ張りが強い」ということに、さらに、ハリーは今までずっと他犬とのびのび過ごしていたので、日本に来て1頭で生活して、「他犬を無視することを要求される」ということが重なり、ハリーにとっても私たちにとってもお散歩が最初の難関となりました。


他犬とのすれ違いにナーバス

社会化もできているし、他犬が怖いわけでもないのですが、多頭の生活から1頭での生活になったからなのか…、すれ違う犬に過剰な反応が出てしまうハリー。

最初はほぼどんなサイズの犬でも、距離を保ててないと興奮するので、こちらも緊張しながらお散歩してました。勢いでリードのテンションが指にかかり打撲状態になったこともあります😅

心が折れ気味だったのが読んでても分かるような(苦笑)、これは、お迎えして半年後にやっと公園に入れたよーっていう投稿かな。

せっかくなので、当時の動画も載せたいと思います。あまり興奮してるイメージないかもなので、どのくらいの興奮度合いだったのか見てみてください(音ありの方が伝わりやすいかな?)。

トレーニングの内容ははしょりますが、ワンちゃんがとても多い地域なので、その中で散歩やトレーニングをするというのがとても難しかったです


そんなこんなありましたが、良いトレーナーさんに巡り会えたのもあり、お散歩については、他犬を無視するのはまだ苦手ですが、最初の頃と比べるとかなーりマシになりました。

今では、公園をゆっくり散歩できています!


お散歩グッズ失敗談

引っ張りというかお散歩の失敗談のひとつとしては、お迎えしてすぐの頃に、近くのお洒落なペットグッズのお店で、引っ張りが強い子にはショートリードを、と勧められて、30cmくらいしかないリードと首が閉まるチョークカラーで散歩させてたことです。

物理的にリードが短いので、お散歩にほとんど自由もなく、すぐゼーゼーいわせる状況を作ってました。
そして首閉まってるけど、そんなの気にしてないくらい引っ張りは改善されていないのに、疑問に思わず使い続けてましたね。(犬の行動が変わってないのに、間違ったアドバイスを信じ続けるってよくありますよね。怖い。)
短いリードも、犬が横についている・つかされてる状態がいいことだと勘違いしてました。それは犬にとって全然良い散歩じゃなかった。

その後トレーナーさんに、そんな短いリードじゃトレーニングにも散歩にもならないって気づかされて今に至ります。

チョークカラーも首に負担がかかるのでハーネスにしてます。
ハリーに合図を送りたい時は、声かけやキューや、指差しやジェスチャー(方向変える時など)の方が具体的な意思疎通ができますし、私たちはなるべくリードに力が入らないようなお散歩を心がけているので、ハーネスでもこちらの意図的な引きの合図には気づいてくれます。

それ以外の、急に興奮してしまった時とか、お友達とわんプロを始めた時とか、何かいきなり首にテンションが掛かざるおえない状況の時は、やっぱりチョークカラーやハーフチョークは負担があるなーと感じたし、そういう時にこそ犬に優しい道具であって欲しいので、「指示が伝わりやすいから」という理由では、私は必要ないかなと思ってます。


余談ですが、ご近所のワンちゃんが、同じショートリードでゼーゼーいいながら散歩してるのを見たり、そのお店がショートリードが短くて足浮いてるワンちゃんを「横についてて素晴らしい」みたいにSNSで投稿しているのを見るとかなり切ないです。

ショートリードの頃の時代


トレーニングにはメンテナンスが必要

一度学んだからといって、その先のどんな経験で学習の変化があるかは分かりませんし、その後の犬生において、強化もなしにトレーニングしたことがそのまま継続される、なんてことはありません。

横につくのは当たり前、おやつをあげなくしていきたい、など、人が努力しないで、犬に努力を求めがちですが、一緒に暮らしていく私たち飼い主がちゃんと理解して、望ましい行動を犬に持続してもらえるように、犬に強いるだけでなく、人が、犬の努力に見合うようなものを提供し続けていくのが大事なんだなと実感してます。

自分たちがそうでしたが、何かうまくいっていない時は、疑問を抱くことに気付いたり、トレーニングに興味を持ついいきっかけになるかもしれませんね。


ハリーさんのセラピー活動

ハリーを迎えることを決めた当初は、セラピードッグのトレーニングをしたのに、一般家庭の私たちのおうちに来てもらうことに、やはりもったいなさを感じていて、犬舎が本当はどこかで望んでいるだろうセラピー活動を将来的には、、と考えていたりしました。

しかし、前述の他犬を無視するという課題にしっかりと取り組めていない現状があるので、そのことは気長な目で考えようと思ってます。

その代わりハリーさんは毎日おうちで私たちのために今日もかわいさと愛と癒しを提供してくれるセラピー活動に集中してくれてます。

きっとみなさんのおうちのパートナー🐶も一緒ですよね。


次は、実際に輸入でお迎えしてどうだったのか(特に性格など)について書きたいと思います!またお会いしましょう〜!

 実際に輸入でお迎えしてみてどうだったか?-トレーニング済みで来日した場合-



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