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豪華客船の仕事を辞めて、ジョージア国へ移住する事とした。


 どうも、豪華客船鍼灸師のリョウタです。


このたび豪華客船の仕事に一つ踏ん切りをつけ、ジョージアという国に移住することにしました。

移住について、ケアくるさんに取材していただいた記事はこちら。


結論から言うと豪華客船で40カ国以上、色々な国を巡らせてもらいましたが僕はジョージアが相当に気に入りました。


先日こういったツイートをしました。

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今ある次の選択肢
•ジョージア国🇬🇪に移住して、スローライフ
•今までで一番稼げた🛳に復帰し月収100万 
両極端に見えるかもしれないけど、どっちの選択肢も僕にとってワクワクしかない。こんな生き方が出来て、お客さんに感謝してもらえる鍼灸師で良かった。どうあがいても希望しかない。

今ジョージアという国が、特にフリーランス界隈の方達の間で盛り上がりを見せておりますが、きっとあなたが

「ジョージアに移住する。」

と周りの友人や家族に言ったら、いきなりチーズバーガーぶつけられたくらい、みんなキョトンとした顔をされると思います。

今回

「ジョージアに移住する。」

     ↓

「なんでジョージア?」

という回答をこのnoteにまとめてみました。個人的に僕がなぜジョージアに行くことにしたのか、またはこれからジョージアに移住する人が友人や家族に説明する際に、このnoteを参考にしていただければ幸いです。



ー月収100万円の仕事を辞めて、ジョージア国へ移住する事とした。ー



ジョージアってどこ?

まずこれを聞かれます。半分くらいはアメリカのジョージア州と勘違いされますので、初めに言っておかないとアンジャッシュのコントくらい、すれ違います。

場所としてはロシアとトルコの間にある国です。

「コーカサス地方の国だよ。」

と説明しても、コーカサス地方自体がメジャーではありませんのでオススメしません。

地図でいうとこんな感じ、ヨーロッパの右横です。

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もうちょい拡大するとこんな感じ

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もともとの国名は「グルジア」とされていましたが、「グルジア」はロシア語に基づく読み方なので、2015年ジョ—ジア政府からの要請を受け、日本での正式名称を「ジョージア」としました。



何でジョージア?ランキングでみるジョージア

まずビザ無しで一年居れることが一番大きい要素です。

実質一年とされていますが、1日でも他の国に行けば良いので、実質永遠に住むことが出来ます。

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そしてまた、銀行口座開設から、法人立ち上げが異様に簡単なことから

・ビジネスのしやすさランキング

において

1位 ニュージーランド
2位 シンガポール
3位 香港

6位 アメリカ
7位 ジョージア

29位 日本

世界銀行グループより

https://www.doingbusiness.org/en/rankings

となっております。

あの自由の国アメリカとわずか0.27ポイント差での7位。アメリカで永住権を取ることはかなり難しいですが、ジョージアは実質ビザ無しで永遠に滞在できます。

僕もこの前の滞在中に銀行口座の開設をしてきましたが、秒でできました。


続いて物価、生活費はどうでしょうか

・物価・生活費ランキング(都市別)

1位 グランドケイマン(イギリス領、カリブ)
2位 チューリッヒ(スイス)
3位 ニューヨーク(アメリカ)

22位 東京(日本)

297位 トビリシ(ジョージア)
298位 ブエノスアイレス(アルゼンチン)

Expatistanより

https://www.expatistan.com/cost-of-living/index

日本から行きやすく、物価の安い国代表となっているバンコクでも243位。基本的にクルーズで周るようなところも観光ばっかりで、物価が高い都市が多いので物価の安さには度肝を抜かれます。

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続きまして

・治安の良さランキング

1位 アイスランド
2位 ノルウェー
3位 ポルトガル

9位 日本

98位 パプワニューギニア
99位 ジョージア

Global Peace Indexサイトより

http://statisticstimes.com/ranking/global-peace-index.php

これは意外にかなり下位でした。実際にジョージアに行った際、危険はまったく感じませんでしたが、このランキングは「国内紛争、国際紛争の広がり」、「軍事化の度合い」以上3つの要素を元に構成されているので、関係の良くないロシアが隣国という地政学的リスクがあるジョージアは、軍備等の面で低くなるのかもしれません。



持て余す日本の快適さ


正直日本は僕には快適すぎて、コスパが悪いように感じてしまいます。
日本でも芦屋とか白金に住むのと、西成や足立区に住むので全然違いますよね。
僕にとって「日本に住む」ということ自体、世界的な視野でみたら芦屋や白金に住んでるくらい、コストがかかる行為なんですよ。
別に日本みたいに店員が愛想良くなくてよいし、ご飯も美味しくなくて良いし、清潔じゃなくて良い。
なので前から、ゆくゆくは東南アジアに住みたいなー、なんて事を漠然と考えていたところに急遽ダークホース的にやってきたのが、「ジョージア」だったのです。
ジョージアは生活コストが東南アジアと変わらない上に、ノービザ、そして清潔で、しかもご飯も美味しい(個人の感想です)またヨーロッパへのアクセスが容易であることも決めての1つでした。

あと日本人に会うより、外国人に会う方が緊張しなくなってきたのも、日本を出た方が良いのではと思った一因でした。

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何で豪華客船の仕事辞めるの?

『タダで旅ができて、貯金出来て、感謝される。』

はたから見れば、こんな良さそうな仕事なのになんで辞めるの?

これも良く聞かれます。

この前のトークイベントでも話させてもらったのですが、豪華客船で働くデメリットとして、僕が思い当たる範囲でこんな感じです。

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ざっくり言うと、船の仕事は身軽ではあるのですが、信頼とか家庭とか、積み上げていくものが無いのです。

あと個人的に少し、船での仕事に飽きてきた部分が大きいです。

僕は自分に合った場所で初めて、エネルギーを燃焼できると思っています。

最初、船で働き始めたころは英語や、文化の違いに頭がハゲ散らかすほど悩まされ、船でただ生存しているだけで自分の成長が身にしみて実感できるほどの重圧や無力感と戦う毎日でした。

ここ数年、僕は「船でどうやってゲストの満足度を上げられるか」、「数字を伸ばせるか」、「また自分自身が心身共に健康でいられるか」

こういった点にエネルギーと時間を燃やし続けてきました。

しかし豪華客船の仕事は良くも悪くも、自分がその場にいなくても、数字の大小さえ問わなければ、別の誰かが成し遂げてしまう仕事です。

ここ数年以前ほどの辛さや、しんどさを感じることが無くなっていき、次第にエネルギーを燃やせなくなっている自分がいました。

そして今回、自分じゃなければ出来ないことって何だろう?と考え、日本人初のジョージアで鍼灸院の開業という挑戦をやってみたいと思いました。

日本の鍼灸の免許が使えるかどうかに関しては今行政の人と、話しを詰めている最中なので、最悪はり治療は出来ない可能性もあります。

しかし他人からいくら良く見える職場でも、自分のエネルギーを燃焼できる場所が他にあるなら、理解されなくとも今回のタイミングで動くべきだと思いました。



えーと、あとそろそろ結婚したいんですよね笑

船で働いていると、どうも結婚して家庭を持つというのが想像できませんでしたが、陸で生活するならば、結婚し、家庭を持つことの現実味というのが今までより湧くのかなぁーなんて思っています。

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最後に

船で働いて6年、学んだことは人間どんな厳しい環境にもある程度「慣れる」ということです。

「慣れ」は「退屈」を産み、退屈は生きる気力を減退させます。

退屈は生きる気力を減退させますが、新しい環境に身をおくことは「孤独」や「不安」が伴います。


「退屈」or「孤独」「不安」


みなさんはどっちが嫌いですか?

僕はどちらが自分にとって脅威かと考えた時に、「退屈」の方が怖かったので、今回環境を変えるという決断をしました。


とりあえず冬は寒くて苦手なので、向こうに着いたらまずはいろんな人に会ったりしながら、『婚活』と『開業』を目標にゆっくりやっていこうと思います。




最後にもし応援していただける方がいたら、ぜひよろしくお願いします。

もし購入していただいた方にはささやかですが、ジョージアに来た際、ジョージアにお越しいただいた際、ヒンカリ(小籠包と肉まんの美味しいとこ取りのような奇跡のジョージアローカルフード)

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をお腹いっぱいご馳走させていただくのと、

ジョージアで撮った写真の数々、船の同僚との首都トビリシ観光、カカシハウスで出会った日本人との世界遺産カズベキ旅行、ジョージア人との思い出の写真や動画が閲覧できます。


では今日はこの辺で、Von voyage!



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イスタンブールからジョージアの首都トビリシに到着。

これがどこまで乗っての20円のジョージアメトロの入り口。

改札を抜けた先に地獄の底まで繋がっていそうな、長いエスカレーターが待っている。

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翌日、早速船で唯一のジョージア人の同僚だったマリカに、トビリシの観光に連れ出してもらう。

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