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青山塾開校(2020/07/11)

 サンフレッチェでは試合中、青山敏弘による"青山塾"が開かれている。とおもうたぶん。ぼくにはそう見えてる。大分戦、おもな生徒は駿・荒木・藤井の3名。駿は去年あたりから仕込まれてたから「わかってるよな?」って確認されるパターンが多い。

 荒木の受講してる科目はビルドアップ。ディフェンスラインに中盤センターがおりてくるパターンのとき、荒木はすぐ青山さんにわたすんだけど、おりてきた青山さん、それをつきかえしてしまう。もうアレは、

「オマエがやるんだよ」
「オマエが流れを作れるようになれば、そのあとプレーする選手たちがラクになるんだ」

 ってメッセージにしか見えなかった。おんなじポジションのセンパイたち、戸田さん、イリヤン、千葉ちゃんみたいになってほしいと。

 ただ荒木にはどうにもそれがつたわらない。このゲームもボールをすぐ手放していた。せっかくミスには寛容なチームなんだし、降格もないんだからもすこしおもいきったチャレンジを見たいもんである。

 期待の藤井クンにはとにかくしかけろとハッパをかけていた。相手DFにドリブルがとめられても青山塾長はこぼれをすぐ若者の足元につけて、

「やめんな。続けろ。行ってこい」

 と背中をひと押し。そのおかげか、立命館のカントクさんもほめてた「しかけけの回数の多さ」という特徴を、あのむずかしい局面でも出しつづけた。藤井智也の名刺代わりの30分になったんじゃなかろうか。

 青山塾。今後も塾生たちは続々ふえるハズ。若手どもにはアオちゃんのパスのひとつひとつからいろんなものを吸収してもらって、ぜひ成長につなげていただきたいものである。

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