書くための練習日記-122

 人生の岐路に立っている。

 そういうときって、頭の奥が冷たくなるというか、妙に冷静になれる。
 大きな変化の予兆という奴だろうか?

 私の現状は新しい土地で就職先が決まらずに、生活費だけが減っていっているというだけの状態だ。いくら応募しても悉く落選。回答がなかったり、書類の時点で落とされたりと面接にいけないことなんてある。
 それで精神状態が参ってしまい、両親に相談したところ、帰ってきて地元で再起を図った方が良いのではないかという提案をしてくれている。

 この事態になったのは自分の怠慢だというのに、両親は助け船を出そうとしてくれている。ありがたいと思う反面、申し訳なさと情けなさで涙が止まらない。どうしようもない外敵要因でこうなったのなら、話は分かる。

 状況を作ったのは他でもない私自身だ。自分自身でツケを払うべきではないのだろうか? 地元に戻ったとしても、空白の期間だけが空いてしまって、更に自分に不利な条件になるのではないか?

 迷いと焦りが交錯している。
 行動するほかないのは分かっている。何をすれば良いのか分からない。一度、失敗してどうやったら立ち直ったらいいのか分からない。

 立ち向かうこと。
 自暴自棄にならないこと。

 現状で分かっているのはこれだけだ。

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