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HIFUで皮膚がボロボロに!HIFU美容治療の深刻な危険性とは?

皆さんは「HIFU(High Intensity Focused Ultrasound)」という美容法を知っていますか?

ここ数日、その危険性が話題になっており、注意喚起のために記事をかきました。

HIFUとは?

虫メガネで太陽光を集中させて紙を焦がすことができるというのは聞いたことがあると思います。その原理と同様に、凹面等の発生器で一点に集束させることで、焦点部に強い熱を発生することが可能です。

HIFU(ハイフ)とは、この虫メガネで紙を焼くのと同じ原理のもの、という理解でOKです。

レーザーでものづくり!(東京工科大)

もともとHIFUは、がん細胞や良性腫瘍の破壊、心臓病治療、線維腫瘍治療などの医療分野で使用されていました。ガン治療では、腫瘍組織に焦点を合わせ、超音波エネルギーにより高熱で細胞を破壊することが可能です。

美容分野では、HIFUはリフトアップやシワの改善を目的とした施術で用いられており、皮膚の深層部分に熱エネルギーを照射することで、瘦身やたるみの改善が期待されています。

エステサロン等でのHIFU(ハイフ)による事故に係る事故等原因調査について

HIFUでの被害とは?

しかし、HIFU施術による被害が増えています。消費者安全調査委員会によると、2015年11月から2022年5月までの間に110件の事故が報告されています。

特にエステサロンでの被害が多く、施術者が内容や注意事項の説明を十分に行っていないことや、利用者がHIFU施術のリスクを認識せずに受けていることが原因とされています。

エステサロン等でのHIFU(ハイフ)による事故に係る事故等原因調査について

利用者の声(yahooニュース国民生活センター)によると、

【ケース1】
 施術後に顔がピリピリして、お面を被っているような感覚で、顔の皮膚が動きにくい。

【ケース2】
 セルフHIFUをしていたらビリッと唇に痛みが走り、感覚が変になった。神経損傷で唇の感覚が無くなっていると診断された。

【ケース3】
 美容クリニック併設のエステサロンの施術で頬の神経の一部を損傷した。リスク説明があれば契約しなかった。

【ケース4】
結婚式直前に受けたエステサロンのHIFU施術で、顔に熊の爪で引っかかれたような3本のミミズ腫れができた。こんな機器をエステサロンで使用してよいのか。

など、被害の声が多数届いています。

これらの事例からわかるように、綺麗になることを目指して施術を受けたものの、顔に傷を作ったり、神経にダメージが出たりする結果になってしまうケースがあるんです。

HIFU施術は、医師の医学的知識や技能を必要とする施術なので医師以外の者による施術は絶対に受けてはいけません。また、リスクがない施術というのはありません。リスクが書いてなかったり、リスクがないと書いてあるところは信用しないようにしましょう。

それでもやってみたいという方、まずはyahooニュースのコメント欄を見てみましょう。

体験談がいっぱい載ってて、これを見てまだやりたいのであれば止めませんが、オススメはしません。

おわり

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