複雑なものを複雑なままに
2020年をふりかえる言葉が多く連なる中、
わたしは2020年をうまく言葉にできずにいる。
毎年、この時期になると、
自ずと振り返りの言葉が湧いてきて、
次の年への抱負や目標も自然と決まっているのだけど。
わたしはまだ、2020年を振り返れずにいる。
「2020年はなんだかんだいい年でした!!」
そんな一言に収まらないくらい、
いろんなことがあったと思う。
一言に、したくないんだと思う。
区切りをつけたくないんだと思う。
beの肩書き屋さんをはじめたり
(気づいたら、108人の人と出会ってたらしい😲)
もりのおはなし会が思わぬカタチでたくさんの人に支えられるものになったり
(ラジオはじめて半年経ってるらしい😲)
社会人になって働くようになって、
屋久島と東京の2拠点生活になったり。
流れのままに現実が、喜ばしい方向に転がる一方で、その流れの速さに心が追いつかないこともたくさんあったなぁ。
自分の周りの状況が満たされれば満たされるほど、満たされきれない内側が浮き彫りになって。
自分自身の呪いの言葉と向き合わざるを得なくなるような、そんな時期もあったなぁ。
気軽に「会おう!」と声かけをできなくなって、少しずつ、自分のいまの状態を人に伝えるのが億劫になって
じわじわと消化できないなにかが積もっていったりしたなぁ。
それから、
人前で歌う機会が一切ない1年だった。
合唱を始めてから12年間、そんな年は初めてだったなぁ。
(もともと、コロナがなくても、
しばらく合唱から離れて、「自然」と「対話」の世界を深めようと思っていたんだけど)
離れてみて初めて
歌う、という行為を通してしか満たされない何かがあったんだなぁということにも気がついた。
他者がつくった作品に触れ、その世界観を自分の身に染み込ませ、
自分のエネルギーを乗せて、身体で表現する。
その行為が、わたしの中にいるたくさんの感情たちをイキイキと活かしてくれていたんだろうなぁ。
音楽は確実にわたしの命を活かしてくれていたものだったんだと、ちゃんと知ることができた。
【こんなことをできるようになりました㊗️】
と喜ぶにはほんとはやりたかったこと、想い描いていたものは確かにあって
【何にもできなかった最悪😭】
と憂うには、こんな状況でしか創り出せなかったものや得られなかった気づきたちがいる
祝いも嘆きも境目がなくて
祝いの出来事の裏にはちゃんと嘆きもあるし
嘆きの裏には祝いもある。
そんな複雑でめんどうな年だったと思う。
いや、ほんとはいつでも、複雑なのかもしれない。
その複雑さを身をもって体感し、
最高の祝いと最高の嘆きに出会えたような
そんな年だったのかもしれないね。
☀️2020年、満たされたニーズ☀️
内的なつながり・流れ・創造性
🌕2020年、満たされなかったニーズ🌕
触れること・表現・刺激
P.S
2021年はどうしようかと考えるには
まだ自分の中でいろんなものが沸き立っているのだけど、
ひとまず、1/10にオンラインでおしゃべりする機会をいただいたので、その中で少しずつ言葉にできたらと思います😊
詳細はこちら↓
https://fb.me/e/43YIGxf3e
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